2017年09月15日号
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インタラクション・デザイン

Intaraction Design

物の見た目や形状だけではなく、人と物との関係性を対象とするデザインをさす。なかでも、その物の挙動をプログラミングにより変えることができる情報機器との関係性を指すことが多く、HCI(Human Computer Interaction)という研究領域の一部としても捉えられる。物の使われる状況や環境までを対象としてデザインするため、人間工学、認知心理学、コンピュータサイエンスにいたるまで、横断的な思考を要求される領域となっている。イギリスのデザイナー、理論家のアンソニー・ダンとフィオナ・レイビーにより提唱されている「クリティカル・デザイン」はその一例であり、消費文化に対する批評的な姿勢をデザインによって具体化しようとしている。インタラクション・デザインに関わる主な国際会議にはACM(Association for Computer Machinery)の分科会CHI(Computer Human Interaction)、や物理的な実体とコンピュータとの関わりに特化したTEI(Tangible Embeded Interaction)などがある。教育・研究機関としてはギリアン・クロンプトン・スミスによって1989年に設立され、アンソニー・ダンが現在学科長を務める英国王立芸術大学のデザイン・インタラクションコース、テリー・ウィノグラードとデザイン・ファームIDEOの創立者デヴィッド・ケリー等によって設立された、スタンフォード大学のd.schoolなどがある。

著者: 城一裕

参考文献

  • 『誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論』, ドナルド・ノーマン, 新曜社, 1990
  • 『インタラクション・デザイン・ノート 神戸芸術工科大学大学院プログラムデザイン論』, 鈴木明, 神戸芸術工科大学大学院, 2003
  • Designing Interactions, Bill Moggridge, The MIT Press, 2007
  • Hertzian Tales: Electronic Products, Aesthetic Experience and Critical Design , Anthonny Dunne, Royal College of Art Computer Related Design Research Studio, 1999

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