2017年11月15日号
次回12月1日更新予定

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ヴァーティカル・シネマ

Vertical Cinema

オランダの実験映像・実験音楽フェスティバルであるSONIC ACTSの企画による、特殊な上映形態を前提とする実験映像のオムニバスプログラム。画面アスペクト比が2.35:1のシネマスコープサイズのスクリーンを横転させて、35mmフィルムにプリントされた映像作品を投影する(上映に際しては専用の映写機を必要とする)。これはエクスパンデッド・シネマやパラシネマとも共通する試みであり、伝統的な映画の上映システム──すなわちメディウムとしての映画の上映環境──の読み直しを、映画作家および観客に要請するものだと言えるだろう。この垂直性を強調する上映形態の発案には、テート・モダンにおけるタシタ・ディーン(Tacita Dean)の映像インスタレーションが影響を与えているものと思われる。2013年にKONTRASTE FESTIVALで初演され、2014年にはロッテルダム国際映画祭に巡回した。参加作家は牧野貴&テルコシステムズ(Telcosystems)、ヨハン・ルーフ(Johann Lurf)、ヨースト・レクフェルト(Joost Rekveld)、エスター・ウールス(Esther Urlus)など。

著者: 阪本裕文

参考文献

  • Vertical Cinema, Kontraste Cahier #3, , Mirna Belina & Sonic Acts, Sonic Acts Press

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