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2010年07月15日号のバックナンバー

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フォーカス

東京に出現した手作りのアートセンター──「3331 Arts Chiyoda」のスタート

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[2010年07月15日号(福住廉)]

 先ごろ、東京の中心に新たなアートセンターが誕生した。その名も、「3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田3331)」。場所は秋葉原や上野御徒町、神田明神などに囲まれた、旧練成中学校。都心の空洞化に伴う人口減のため、2005年に廃校になった公立中学校を丸ごとリノベーションしたアートセンターだ。延べ床面積約7200平行メートルを超える館内には、ホワイトキューブのギャラリースペースをはじめ、容量の大きな体育館を活用した3331ホール、ラウンジや会議室、カフェなどがそろい、さらに教室にはコマーシャル・ギャラリーやデザイン事務所などが入居、そのうえ作品制作のためのスタジオまで完備している。この3月にプレオープン、6月にグランドオープンを迎え、すでに多方面から注目を集めているが、ここではこの生まれたばかりのアートセンターの途中経過をレポートしたい。

キュレーターズノート

環境創造としてのインスタレーション/チュードアへの応答(中谷芙二子+高谷史郎「CLOUD FOREST」)

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[2010年07月15日号(阿部一直)]

 山口情報芸術センター[YCAM]から、現在制作中の展覧会「CLOUD FOREST」をレポートしたい。このタイトルからピンと来る人はかなりのセンスがあるといってもいいかもしれないが、ディヴィッド・チュードアのインスタレーション「RAINFOREST」を想起させるネーミングとなっている。

日英キュレーター交流プログラム

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[2010年07月15日号(坂本顕子)]

 去る5月に、ブリティッシュ・カウンシル主催の「日英キュレーター交流プログラム」に参加した。国内の8名のキュレーターとともに、ロンドンおよびその周辺都市を10日間かけて、大小さまざまな美術館や、オルタナティヴ・アートスペース、商業ギャラリーをリサーチした。そのなかで得た体験の一端を日記形式でご紹介したい。

アート・アーカイブ探求

黒田清輝《湖畔》──西洋画受容の芽生え「田中 淳」

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[2010年07月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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