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2010年08月01日号のバックナンバー

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フォーカス

ニューヨークのクールな夏のショウケース

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[2010年08月01日号(梁瀬薫)]

 世界中からの観光客で活気づく夏のニューヨーク。セントラルパークでの野外コンサートやストリートパフォーマンス。そして主要美術館もこの時期に合わせて大きな展覧会を企画する。開館と同時に列ができる、最も話題となっているメトロポリタン美術館の屋上庭園のスタン兄弟の竹のインスタレーションやグッゲンハイム美術館での写真やヴィデオ作品による「幽霊」展をはじめ、エンターテイメント性の強いショーが人気だ。現代アート界の超大物画商ジェフリー・ダイチが来年1月からロサンゼルス現代美術館の館長に任命されニュースとなっているが、画廊でもキュレーターを適用したり、美術館でもショービジネスが盛んな今、ビジネスと文化が混合し美術館といった境界線はますますなくなってきている。街中のパブリックアートも華やかになり、アスファルトから照り返す強烈なヒートも苦にならない。

キュレーターズノート

冨井大裕 展/岩崎貴宏 展

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[2010年08月01日号(鷲田めるろ)]

 このところ金沢の街にもコンテンポラリー・アートの拠点が増えてきたが、そのなかのひとつに、金沢美術工芸大学が市中心部のファッションビルの一角を借りて運営するギャラリーがある。オープン以来、菅木志雄、木下晋に続く3回目の展覧会として、冨井大裕展が開催されている。

落石計画

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[2010年08月01日号(鎌田享)]

 北海道東部の根室市落石岬にて2008年より毎夏、井出創太郎と高浜利也、ふたりの美術家によるアート・プロジェクト「落石計画」が続けられている。ふたりは今年も7月下旬に現地入りし、1週間ほどの作品制作を経て、8月1日から5日まで展覧会を開催する。

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