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2012年06月15日号のバックナンバー

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フォーカス

写真の現在形──佐内正史、モノクロームの挑発

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[2012年06月15日号(冨山由紀子)]

 シリーズ「××の現在系」。日本のファッション、音楽、映像、身体表現等は、いま、どのように見ることが可能か。さまざまなシーンの動向や課題を探ります。第二回は写真について。[artscape編集部]

ロプロプはなにを教えるか──「マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ──時代を超える像景」レビュー

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[2012年06月15日号(松岡新一郎)]

キュレーターズノート

國府理 展「水中エンジン」、今村源・袴田京太朗・東島毅「Melting Zone」

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[2012年06月15日号(中井康之)]

 原発が再稼働するという報道が為されている。そのことに対して、私自身は是でも非でもない。十分な電源が確保できなければ日本の産業が立ちゆかなくなるという意見に対しては6月2日の『朝日新聞』の「声」欄に、ある企業主が寄稿していたように、設備投資の方法によって使用電力を25%カットすることが可能だと述べていた意見も正論であろう。そのような企業ばかりではないとしても、ある程度までは原発なしに今夏を乗り切ることができるのかもしれないと考えさせられた。しかしながら、あるニュース解説番組によれば、今夏の電力需給見通しがこの程度で済んでいるのは天然ガス等の他の化石燃料を緊急的に輸入しているからだという。ようするに、風力や太陽光、地熱発電といった代替エネルギーが、そのような化石燃料による電力源に取って代わるのに時間が必要であることを考えれば、化石エネルギーの輸入に頼るしか方法がないのである。すなわち、ある程度の長期的展望に立てば、暫定的には、安全策を最大限に図ったうえで原発を一部再稼働していくほかに方法がないという論理が成立するのだろう。

アート・アーカイブ探求

丸田恭子《マイナスの質量》──空間が生動している「谷川 渥」

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[2012年06月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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