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2013年09月15日号のバックナンバー

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フォーカス

事故の発明、旅の発明──可能性としてのツーリズム

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[2013年09月15日号(暮沢剛巳)]

 観光というと、従来は気楽な物見遊山が連想されることが常だった。しかし近年では、馴染みのない土地を訪れ、日常とは異質な経験を通じて何かを学ぶという目的に基づいた新しいタイプの観光が提唱されている。例としてグリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、メディカルツーリズムなどが挙げられるが、今回まず注目してみたいのがダークツーリズムだ。

キュレーターズノート

中岡真珠美 展/NATURAL SMELL

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[2013年09月15日号(中井康之)]

 この夏、個人的に注目した新聞記事があった。それは、近年の日本における国際芸術祭に焦点をあてた記事で、リードをそのまま使わせてもらえば「住民と交流、新興モデルに 日本発、世界が関心」という内容である。

アート・アーチ・ひろしま2013

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[2013年09月15日号(角奈緒子)]

 ご存知の方も多いと思うが、広島市内には三館の美術館が存在する。広島県ゆかりの作家やアジアの工芸を含む、いわゆる「近代」を取り扱う広島県立美術館、フランス印象派を中心にヨーロッパの近代美術や明治以降の日本の洋画を所蔵するひろしま美術館、そしてヒロシマをテーマにした作品を多く所蔵し、戦後の現代美術の動向を紹介している広島市現代美術館である。この三館はその守備範囲が異なることなどから、暗黙のうちに「棲み分け」が確立されており、それゆえ展覧会の開催に際し、各館の関心の対象が完全に重なり合うという事態は幸か不幸かあまり起こらない。しかしながらこれまでに何度も三館共同による展覧会の開催希望の声が、とくに関係者のなかからあがっていたという。そして今年度、文化庁からの助成を得てようやくそれが実現の運びとなった。

アート・アーカイブ探求

片山楊谷《竹虎図屏風》獣毛の生気──「山下真由美」

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[2013年09月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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