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2015年03月01日号のバックナンバー

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フォーカス

クリエイティブの経済性─自覚するインドネシア

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[2015年03月01日号(本間久美子)]

 2014年、インドネシア初の庶民派大統領が誕生した。先のユドヨノ政権下で10年間続いた「安定」の時代に終止符を打ち、非・政治エリートの新大統領はどこへ向かうのか。期待と不安に揺れるインドネシアのいまを、「クリエイティブ」と「経済」を繋ぐ視点で捉えたい。果たして「クリエイティブ」は「経済」に翻弄されるのか。あるいは翻弄する側なのか。

キュレーターズノート

はじまりの美術館「ほくほく東北」展

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[2015年03月01日号(伊藤匡)]

 福島県猪苗代町は会津磐梯山と猪苗代湖に挟まれた風光明媚な観光地である。夏は避暑地だが冬は豪雪地で地吹雪地帯でもある。私が訪れた日は冬晴れだったので、町の人たちは「雪かたし」(会津では「雪かき」ではなく「雪かたし」という)に出ていた。

河原温「サイレンス」(On Kawara - Silence)

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[2015年03月01日号(能勢陽子)]

 ニューヨークのグッゲンハイム美術館で、河原温の回顧展「サイレンス(On Kawara - Silence)」が開催されている。

トピックス

永井裕明展 GRAPHIC JAM ZUKO in Kyoto

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[2015年03月01日号(小吹隆文)]

 広告物などのグラフィック・デザインや、企業のブランディング、キャンペーン、展覧会活動など幅広く活躍している永井裕明が、昨年の東京・ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)に続き、京都dddギャラリーで大規模な個展を開催している。

「アーカイブサミット2015」レポート:起動「アーカイブ立国宣言」

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[2015年03月01日号(影山幸一)]

 2015年1月26日(月)東京・日比谷図書文化館で、新たな“知”を創造するための社会基盤整備を目指し、「アーカイブサミット2015」が開催された。前国立国会図書館館長の長尾真京都府特別顧問を委員長に、青柳正規文化庁長官、高階秀爾大原美術館館長、マンガ家の竹宮惠子京都精華大学学長ら、日本の文化を牽引する6名が委員を務めるアーカイブサミット組織委員会(事務局:文化資源戦略会議)主催である。委員会初のこの「サミット2015」は、午前10時30分から午後8時30分までの長時間、4つのミーティング、4つの講演会、2つのワークショップ、シンポジウムと多彩なプログラム(別表)で、平日にもかかわらず200名を超える人たちが参集し、最後の総括シンポジウム会場は満席となった。「アーカイブ立国」実現へ向けた一歩を踏み出した。

artscapeレビュー

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