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2016年08月15日号のバックナンバー

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フォーカス

教育普及の現場から──これからのミュージアムの最も刺激的な使い方

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[2016年08月15日号(会田大也)]

 近年、美術館では展覧会にあわせたさまざまなワークショップが開催されている。特にこの夏休みの時期には子どもや家族向けのプログラムが数多く実施される。「教育普及」や「ミュージアムエデュケーション」と呼ばれるこうしたミュージアムの活動は、どのようなことを目指して行なわれているのだろうか。

 筆者が実際にエデュケーションの現場に関わった、山口情報芸術センター[YCAM]の「コロガルパビリオン」での活動を紹介しながら、その背景にあるコンセプトと、これからのミュージアムエデュケーションのあり方を考える。

キュレーターズノート

坂﨑隆一展 Я∃TИ∃ TOИ Oᗡ

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[2016年08月15日号(川浪千鶴)]

 福岡在住のアーティスト坂﨑隆一は、7月に沢田マンションギャラリーroom38(高知市)で4回目となる「Я∃TИ∃ TOИ Oᗡ」展を開催した。最初の発表は1993年(天画廊・福岡)、坂﨑25歳のときのこと。以後、1994年(ギャラリーQ・東京)、1999年(西宮市大谷記念美術館・兵庫)と90年代に3回開催されている。
 若い頃の代表作を、坂﨑はなぜ「いま・ここ」で「re-work」したのか、企画者の立場から読み解いてみたい。

「物・語 ─近代日本の静物画─」/「ゴジラ展──大怪獣、創造の軌跡」/「歴史する! Doing history!」

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[2016年08月15日号(山口洋三)]

 前回の記事でも触れたとおり、当館はまもなくリニューアルのための休館に入る。この号がでるころは、そのカウントダウンに入ったとでも言うべきタイミングだ。無事最終日の8月31日を迎えて何事もなく地味に翌日から休館してもいいのだけど、せっかくなので、記憶に残る終わり方をしようと、いまいろいろとクロージングイベントを準備中。そのことも、この号が出る頃には情報解禁となっているはずだ。
 さて、今年度(4月以降)の福岡市美術館においては、企画展も常設展もすべて「クロージング/リニューアルプロジェクト」と位置づけられていることはすでに述べた。そのうち、ここでは、すでに終了した特別展「物・語 ─近代日本の静物画─」(5月14日〜7月3日)、現在開催中で、休館前の最後の特別展「ゴジラ展──大怪獣、創造の軌跡(あしあと)」(7月15日〜8月31日)、開幕したばかりのクロージング/リニューアル企画展「歴史する! Doing history!」(8月2日〜31日)について書いてみる。

アート・アーカイブ探求

与謝蕪村《夜色楼台図》多視点の人間観──「早川聞多」

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[2016年08月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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