2017年09月15日号
次回10月2日更新予定

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2017年04月15日号のバックナンバー

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フォーカス

【ストックホルム】原子炉跡で見る「天から送られた手紙」
──中谷宇吉郎写真展

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[2017年04月15日号(野村志乃婦)]

 2月17日、スウェーデンのストックホルムで中谷宇吉郎の写真展「Letters from Heaven(天から送られた手紙)」を見た。高谷史郎によるアーティスティック・ディレクションのもと、膨大な研究資料から選び出され、高解像度ジークレープリントとして蘇った雪の結晶と火花放電の写真35点が展示されていたのだ。2014年の札幌国際芸術祭に出品され、その後、中谷の出身地で雪の科学館がある石川県加賀市に寄贈され、中谷宇吉郎記念財団との共催によって展示が実現した。

ようこそ、藤森王国へ
──「藤森照信展 自然を生かした建築と路上観察」

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[2017年04月15日号(岡啓輔/井関悠)]

 藤森照信は建築史家として日本近代建築を研究するかたわら、80年代に赤瀬川原平らと路上観察学会★1、縄文建築団★2を結成し、自由な発想とユーモア、現場の行動力とで「建築」の間口を世にひろく開いた。建築家としてデビューしたのは44歳のとき。それから今日まで、奇想天外な風貌、なおかつ周囲の環境との調和、そして自然素材を斬新に取り入れる手法で、比類なき建築家として40余りの作品を生み出してきた。現在、水戸芸術館で卒業設計から近作《ラ コリーナ近江八幡》、路上観察学会の活動を網羅する展覧会が開催中だ。セルフビルドで鉄筋コンクリートの自邸《蟻鱒鳶ル》★3を10年以上かけてつくっている岡啓輔さんといっしょにこの展覧会に乗り込んだ。担当学芸員の井関悠さんに案内していただきながら見た藤森照信展をレポートする。(artscape編集部)

キュレーターズノート

北海道の美術家レポート⑫藤木正則

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[2017年04月15日号(岩﨑直人)]

 北海道に根を下ろして活動するアーティストを紹介する「北海道の美術家レポート」の12回目として、藤木正則を取りあげる。

3.11→4.14-16 アート・建築・デザインでつながる東北⇔熊本

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[2017年04月15日号(坂本顕子)]

 1年前の手帳を見返すと、2016年4月15日は、熊本地震の「前震」が落ち着き、館内の整備をして、artscapeに緊急のレポートを送付した日であった。
 本稿では、当館で開催中のメモリアル企画「3.11→4.14-16 アート・建築・デザインでつながる東北⇔熊本」展の内容を通して、熊本地震の「その後」を振り返ってみたいと思う。

CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawaの10年間

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[2017年04月15日号(鷲田めるろ)]

 私も設立メンバーの一人として関わった金沢の美術、建築系の団体CAAK, Center for Art & Architecture, Kanazawaが今年3月末をもって解散した。美術と建築を横断して議論できる場をつくろうと、2007年12月から約10年にわたり、金沢の寺町にある町家を拠点に48回のレクチャー&パーティ、24組のアーティスト・イン・レジデンスなどを行なった。

トピックス

[PR]美術鑑賞は人を幸せにできるのか?:フィンランド国立アテネウム美術館×DNP ミュージアムラボ シンポジウム レポート 後編

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[2017年04月15日号(白坂ゆり)]

「幸せになる美術鑑賞」をテーマに、フィンランド国立アテネウム美術館とともに、未来に向けて新プロジェクトを始める「DNP ミュージアムラボ」。そのキックオフとして、昨年11月2日、DNP五反田ビルで、シンポジウム「ミュージアムの幸せ効果—美術鑑賞の可能性から考える—」が開催された。本稿前編では、アテネウム美術館のスザンナ・ペッテルソン館長、岐阜県現代陶芸美術館学芸員 山口敦子氏らの講演から、フィンランドと日本の美術館の現場報告について紹介した。(前編はこちら。)
 続いて後編では、應義塾大学准教授 川畑英明氏による美術鑑賞と脳の働きについての研究、東北福祉大学准教授 大城泰造氏による臨床美術の報告、DNP ミュージアムラボによる、マルチメディアを用いた鑑賞システムの成果についてレポートする。最後に登壇者一同で行なわれたパネルディスカッションの重要点も挙げたい。

アート・アーカイブ探求

今井俊介《untitled》──リアリティーがストライプになるとき「森啓輔」

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[2017年04月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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