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2014年04月15日号のバックナンバー

イメージ

フォーカス

映像の交換性──3.11を契機として制作された映画・映像について

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[2014年04月15日号(阪本裕文)]

 この論考の目的は、3.11を契機として制作された映画・映像を論じることにある。そこで私は、東日本大震災と原発事故を契機として制作された作品のなかから、震災・原発事故以前のドキュメンタリー映画においては積極的に見出されなかったような文脈を取り出すことを試みたいと思う。

「もの」の新たな秩序を求めて──「イメージの力──国立民族学博物館コレクションにさぐる」展

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[2014年04月15日号(安藤礼二)]

 『イメージの力』展は、「国立民族学博物館コレクションにさぐる」と付されたサブタイトルからも明らかなように、大阪の国立民族学博物館が収蔵している「民族」資料を、東京の国立新美術館で「芸術」作品として展示する、という試みである。資料なのか、作品なのか。あるいは、学の対象となる「民族」なのか、表現の主体となる「芸術」なのか。今後多くの議論が引き起こされる予感とともに、しかし、まずは現前に出現してくる「もの」たちの存在感に圧倒された。近年、これほどの力を発散する「もの」たちが、その場を訪れた観客たちに向かって迫ってくる展覧会は稀であろう。

キュレーターズノート

国東半島アートプロジェクト/「チームラボと佐賀──巡る!巡り巡って巡る」/「草間彌生──永遠の永遠の永遠」

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[2014年04月15日号(坂本顕子)]

 金曜日の業務を終え、新幹線に飛び乗って2時間。約1年ぶりに国東半島を再訪した。九州最古の木造建築である国宝・富貴寺に隣接する宿の湯で、俗世の垢を洗い流し、鶯の声で目を覚ますと、清浄な山里の朝が待っていた。

トピックス

「アートマネジメント国際セミナー──新しい時代のアートマネジメントを考える」を振り返って

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[2014年04月15日号(清水敏男)]

 学習院女子大学では「アートマネジメント国際セミナー──新しい時代のアートマネジメントを考える」を2013年秋から今年の3月まで実施した。90分の講義13本と2本のシンポジウムで構成され、延べ23名の講師が参加した。シンポジウムはセミナーの最後に「アジアの美術館の未来」と「日本の美術館の未来」というテーマで行なった。

アート・アーカイブ探求

北城貴子《Reflection─muison-so─》──光に溶け込むただならぬ気配「柳沢秀行」

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[2014年04月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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