藤浩志 北本アーツキャンプ

| | コメント(0)
藤さんが、埼玉県は北本市で8月11日〜15日まで展開する「北本アーツキャンプ」。

そもそものことの発端は、藤さんのブログに詳しい。

初日から1泊2日で参加してきた。3日目は夜のディスカッションのみの参加。

これはそもそもアートプロジェクトを始める前段階のプロジェクト。
骨子として、毎晩、ゲストを迎えたオープンディスカッションがあるが、
日中にも、藤さんは市の都市計画などについてリサーチをしたり、北本でアーツなプロジェクトをするには何が必要かなどなどについて、市の関係者やボランタリーな参加者らと話合いをする。

わたしはボランタリーな参加者として参加。
これまで日本全国のさまざまな地(自治体)で、街にかかわるプロジェクトを数多く展開してきた藤さんが、まったくのゼロから関わる現場を調査するのがわたしの参加の目的。

けれども、あまりにも実地な今回のキャンプは、いつものように展覧会を調査するのとは訳がちがう。展覧会はいわば"仕上がり"。当然、今回のキャンプは"仕上がり"ではなくて、進行形。いや、進行形というと、物事が順調に進行しているような印象があるから、どちらかというと"探索過程"というようなところか。。。

調査といっても、まずその現場に居合わせ、藤さんの思考や探索の様子をそばで見ながら、自分なりに街でアートプロジェクトをゼロから起こすことがどういうことかを考える、といったところ。

1日目のゲストだった秋元雄史さんは、直島の事例についても紹介された。

北本や最初の直島の例に比べると、水戸の「カフェ・イン・水戸2008」は街中アートプロジェクトの3回目として、街ではそれなりに認知度があり、それなりの素地ができている。
(といっても、まだやっぱり"それなり"でしかないのだけれども)

街でのアートプロジェクトは、いうまでもなく、すでにいろんなところで行われてきている。
アートで街を元気に!などの意気込みをもって開催されることが一般的だけれど、
ゼロからの段階に立ち会うことで、街でアートをするということは、一般の人々にとっては驚くようなことだったり、はたまた乱暴なことのように思われる場合だってあるということを体感した。

ブロガー

月別アーカイブ