水都大阪のまわりの出来事01_モトタバコヤ

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9月22日より関西に滞在しています。現在大阪では水都大阪という「川と生きる都市・大阪」を楽しもうというお祭り的イベントが開催されており、その一環でアートプログラムも展開されています。10月12日までの52日間に150人以上のアーティストが入れ替わり立ち替わりで大阪に滞在して、ワークショップなどを実施しています。水都大阪自体は行かれた方も多いと思うので、僕は水都大阪の周辺で起こっている、ちょっとした出来事や面白くなりそうな場所を紹介していこうと思います。

まず第1弾は、水都関係で大阪に来るアーティストや関係者の滞在場所として機能しているレジデンススペースを紹介します。水都大阪自体は天満橋から中之島にかけての水辺一帯で開催されているのですが、その会場とは少し離れた此花区に参加アーティストが滞在できるように、期間中運営されているレジデンススペースがあります。有料ですが、1泊1,000円です。

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↑レジデンススペース「モトタバコヤ」。味のある外観です。

名前のとおり元はタバコ屋さんです。
シャッターには浅井裕介さんの作品が施されています。(此花区には至る所に浅井さんの作品があります)
約2ヶ月間ここの管理人を任されているのが、Re-Fort Projectでもおなじみのアーティストの下道基行くんです。管理人は夕方から夜にかけてのチェックインと午前中のチェックアウトの対応、宿泊費の精算 やお掃除などが主な仕事で、日中は制作など自分のための時間もあるそうです。

内観はこんな感じです。
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↑1階の談話室。


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↑2階の寝室。寝室は2部屋でおそらく最大8〜10人まで泊まれます。2階には管理人室もあります。



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↑アーティスト安部泰輔さんが制作したモトタバコヤのクッション。上の写真の右手で撮影しているしている人が安部さんで、左手のクッションを持っているの が原画を描いた高林さんです。安部さんのワークショップでは、参加者が描いた絵をもとに安部さんが古着などを用いて作品をつくっていくそうです。


夜になると談話室はみんなの集まる場所となります。
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↑水都は21時まで営業しているので、22時くらいからアーティストはモトタバコヤに帰ってきます。夜中にみんなが仕事を終えて帰ると、近所に住んでいる水都スタッフも交えて、この談話室は情報交換や団らんの場となります。

居心地もよくて雰囲気のある素敵なスペースなんですよね。いまのところは水都大阪期間中の2ヶ月間のオープンだそうですが、今後もなにか継続的に運用され ていく可能性があるそうです。こういう小さな場所から面白いプロジェクトが発信されていくと刺激的だろうなと、楽しみにしています。


ちなみにモトタバコヤ以外にも、水都のメインアーティストである藤浩志さんチームのスタジオ兼宿泊場所や、kosuge1-16さんチームの宿泊所などおもしろいスペースが此花区には他にもいっぱいあるので、そちらも次回紹介したいと思います。

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