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「陰影礼讃──国立美術館コレクションによる」展

最終更新日:2010年09月07日

「影」の諸相に光を当てた作品展です。独立行政法人国立美術館は2001年4月に発足し、今年で10年目に入りました。これを記念して、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館の5館が合同で展覧会を開催します。西洋近世から内外の現代美術までそれぞれ扱う分野が異なっている5館が、コレクションの中から通史的には振り返ることのむずかしい「Shadows」を共通のテーマとして、意欲的に取り組みました。
国立新美術館の2,000平方メートルの広い展示室には、版画、写真、絵画、映像を中心に厳選された100作家・170点の作品が、4つの構成で展示されています。ヘンドリク・ホルツィウスの《ベルヴェデーレのアポロン》(1592年頃)やW・ユージン・スミスの《楽園への歩み》(1946年)、高松次郎の《影》(1977年)、クシシュトフ・ヴォディチコの《もし不審なものを見かけたら……》(2005年)など、時代・地域・ジャンルを横断する多彩な作品が一堂に集まりました。作家のイマジネーションを刺激し続けてきた「影」は、一方では「光」の多様な表情を写しだし、今もわれわれに「影」と「陰」の新鮮な物語を体感させてくれるのです。

会場
国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
会期
2010年9月8日(水)〜10月18日(月)
入場料
1,000円(一般)、 500円(大学生)
休館日
毎週火曜日休館
開館時間
10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)。 ※金曜日は20:00まで
問い合わせ先
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催
独立行政法人国立美術館
詳細
国立新美術館ホームページ