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gggギャラリートーク「トマシェフスキ展 世界を震わす詩学」

最終更新日:2013年11月26日

ギンザ・グラフィック・ギャラリー第328回企画展「トマシェフスキ展」が12月2日(月)~12月25日(水)に開催されます。今回のギャラリートークは会期中2回あります。初回は12月2日(月)、入場無料のギャラリートークです。ぜひ、ご参加ください。

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ポーランド派ポスターの草分け的存在と称されるヘンリク・トマシェフスキ(1914-2005年)は、生涯において、ポーランド・ポスター界の牽引者であり続けました。
社会主義リアリズムが強制された陰鬱な空気が支配する中にあって、トマシェフスキのポスターは、輝くばかりの色調が用いられ、爽やかで自由な開放感がみなぎったものでした。概念の核心をつかみ、また造形も削ぎ落とす、トマシェフスキ特有の抽象化によって、知性、品位、洗練が備わったポスターになったのです。それ等のポスターは、人々を釘付けにするぐらい心を揺さぶり、世界を震わせる詩学と言える力を持っていました。トマシェフスキ亡き後、今日のポスターデザイン界が、ややもすると弛緩した状況と読み取れる中にあって、トマシェフスキの作品自体が鋭い批判を発し、トマシェフスキ現象と呼べるぐらいの影響力を今なお持ち続けています。
本展は、ヘンリク・トマシェフスキの息子フィリップ・ポンゴフスキ氏の貴重な収蔵作品から、ポスター101点、ポスターの原画、ドローイング、雑誌カバーなど36点に焦点をあて、20世紀のポスター史に計り知れない影響が認められたトマシェフスキの本質に迫ります。

会場
DNP銀座ビル3階
東京都中央区銀座7-7-2(バーニーズニューヨーク向かいです)
会期
1回目:2013年12月2日(月) 16:00-17:30 出演:フィリップ・ポンゴフスキ
2回目:2013年12月6日(金) 18:00-20:00 出演:矢萩喜從郎
入場料
無料 (要予約・定員70名)
参加ご希望の方は、ギャラリーHPよりお申込み下さい。
お申込みはこちらから
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/news/detail.cgi?t=1&seq=0000322&y=2013