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写真家フランシス･ジャコベッティが捉えたプリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ

フランスの写真家、フランシス・ジャコベッティは、1960年代から『ヴォーグ』誌などでファッション写真を手がけていました。1970年代からは20世紀を代表する人物の肖像写真のシリーズをスタートし、ライフワークとして今日に至ります。
1999年から2001年と、2012年から最新シーズンまで、彼はプリーツ プリーズの撮影を行っています。ダンサーをモデルに起用し、躍動する身体と、その動きにそって変化するプリーツ プリーズの表情を鮮やかに切り取り、プリーツ プリーズの色彩とプリントの鮮やかさを印象的に伝えるシリーズです。
――TASCHEN刊『PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE』より

特別企画展「PRISM」は、これらの写真の細部にまで宿る魅力とパワーを、まるでプリズムの中にいるように映像と音で体感するライブ空間。衣服から生み出される自在なフォルム、豊かな素材と色彩の表現、そして身体のすみずみまで息づくダンサーの生命力溢れる瞬間を楽しめる。

■写真 ： フランシス・ジャコベッティ
■映像 ： tha ltd. ／中村勇吾　
■会場・技術監修 ： LUFTZUG　
■グラフィックデザイン ： 佐藤卓デザイン事務所

□フランシス・ジャコベッティ
1939年7月1日生まれ。国際的に認められた最も偉大な現代写真家の一人で、彼の作品は世界屈指の美術館に収蔵されている。パリのルーブル美術館に24点、ロンドンのテートギャラリーにはイギリス人の画家フランシス･ベーコンを捉えた写真50点。1970年と1971年のPirelliカレンダーのクリエーターとしても知られている。1980年、ライフプロジェクトとして、現代の巨人たちの肖像と瞳（虹彩）を捉える「HYMN」を開始。2003年、「フランシス・ジャコベッティによるフランシス・ベーコン」展をロンドンのマルボローギャラリーで開催。70枚を超えるポートレートから成るこの目覚ましい仕事は、両アーティストの熱意溢れるコラボレーションの賜物である。同展は2009年にロンドンのキングスプレイスギャラリーで再び開催される。
フランシス･ジャコベッティは、人間の存在を最終的に決定づける身体的および精神的な神秘を力強い視覚的メタファーで表現する術を見出した、飽くなき好奇心を持つ美の追求者である。

http://www.francisgiacobetti.com