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京都dddギャラリー「ニッポンのニッポン ヘルムートシュミット」特別講義 タイポグラフィとタイポグラフィ

最終更新日:2015年11月19日

京都dddギャラリー第205回企画展「ニッポンのニッポン ヘルムートシュミット」の関連企画として、京都造形芸術大学情報デザイン学科特別講義「タイポグラフィとタイポグラフィ」が開催されます。

大阪を拠点として国際的に活躍しているタイポグラファのヘルムート・シュミットは、バーゼル工芸専門学校で教鞭をとっていたエミール・ルーダーに師事し、彼から岡倉覚三の『茶の本』を紹介され、しばしば日出ずる国の神秘と書と水墨画のアシンメトリーな関係について語り合っていたという。その後欧米各地で活動した後、来日し約50 年にわたってデザイン、教育活動など幅広く活動し世界中のデザイナーに影響を与えている。

ヘルムート・シュミットのデザインは制約や条件があっても表現の自由を失わず静寂と躍動感を生み出し、まるで心地よい音楽のような空間はどのように作られるだろうか。

佐藤 淳 京都造形芸術大学 情報デザイン学科教授

 

講師:ヘルムート・シュミット 

1942年オーストリア生まれ。西ドイツで植字工従弟期間を終了後、1960年代、スイスのバーゼルスクールで、モダンタイポグラファのエミール・ルーダーのもとで学ぶ。

1970年代中頃、西ドイツで社会民主党のウィリー・ブラント、ヘルムート・シュミット両首相のための制作活動に携わる。1980 年、大塚製薬の医家向け医薬品のパッケージやポカリスエットのアイデンティティの確立。ヘルムート・シュミットは、現在大阪を本拠に、商業デザインの仕事と並行して、自主制作に携わっている。1992年以来、自主制作シリーズ「タイポグラフィック・リフレクション」を発行し、現在11 号に至る。また、専門誌「ベースライン」「アイデア」「TM」等への寄稿者である。

著書:『タイポグラフィ・トゥデイ』(1980年)誠文堂新光社発行、

『バーゼルへの道』(1997年)朗文堂発行。フィヨルド・ゲイコの編集、デザインによる

『helmut schmid: design is attitude』が2006 年ビルクホイザー社より発行。

 

会場
京都造形芸術大学 望天館1F B11ホール
会期
2015年11月26日(木)17:00~18:30
入場料
入場無料、通訳付、予約不要、定員100名、当日先着順
問い合わせ先
京都造形芸術大学 075-791-9122/京都dddギャラリー 075-871-1480
主催
京都造形芸術大学・公益財団法人DNP文化振興財団
参考URL 京都造形芸術大学
http://www.kyoto-art.ac.jp
参考URL 京都dddギャラリー
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/