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ムンタダス展 アジアン・プロトコル

最終更新日:2016年02月22日

3331 Arts Chiyoda は、スペイン人アーティスト、アントニ・ムンタダス(ニューヨーク在住)をアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに招聘し、その成果として、日本における20年ぶりの個展「Muntadas: Asian Protocols」(邦題:ムンタダス展 アジアン・プロトコル)を開催します。
ムンタダスは、様々なメディアを用いるコンセプチュアル・アートのパイオニアとして国際的に知られるアーティストです。本展のタイトルにある「プロトコル」とは、私たちの社会と生活の公私にわたる様々な「約束ごと」のことです。外交上の儀礼や協定・議定書、社会の慣習や規則、科学・芸術上の法則や方式、コンピュータ通信の手順や規約など、多様な場面で使われます。ムンタダスは、その様々な意味をもつ「プロトコル」を、2011年から日本、中国、韓国でリサーチし、各地で収集した膨大なイメージを、インスタレーションの形で作品にしました。本展は、私たちを取り巻く様々な「約束ごと」を通じ、遠くて近いこれら3か国の類似点や相違点、対立や緊張を視覚的に浮き上がらせる試みです。

関連プログラム|ラウンド・テーブル

テーマ1:パブリック/プライベートスペース/アイデンティティ、日常生活、都市への権利
北京、ソウル、東京のような大都市で公共空間がどのように形成されてきたのか、都市研究者や建築史家とともに考察します。

日時:3月4日(金) 19:00-21:30 [プレ・イベント]
会場:スペイン大使館 オーディトリアム(日/英同時通訳) 定員100名 参加費無料

モデレーター
ホルヘ・アルマザン(建築家、慶應義塾大学専任講師、建築デザイン研究室主宰)
スピーカー
陣内秀信(法政大学教授、建築史・都市史専門、『水の都市 江戸・東京』編著者)
キム・ソンホン(ソウル大学教授、建築・都市学専門, 2016年 ヴェネチア建築ビエンナーレ、韓国パビリオンキュレーター)
チェン・ユー(シンガポール国立大学助教授、中国一級注册建築士、都市史専門)
テーマ2:センサーシップ/文化検閲
国や自治体による検閲や圧力、美術館、出版社、主催者、プロデューサー、作者自身による自己規制など、3か国の現状を知り、政治、社会、文化のありようを読みとる試みです。表現規制された経験のある表現者の参加を募り、表現の自由 について語り合います。

日時:3月20日(日) 16:00-19:00
会場:3331 Arts Chiyoda (日/英逐次通訳) 定員100名 参加費 1,500円

モデレーター
小崎哲哉(『REALTOKYO』『REALKYOTO』編集長、『百年の愚行』編著者)
スピーカー
片岡真実(森美術館チーフキュレーター)
岡本有佳(編集者・文化企画/風工房主宰、アクティヴィスト、表現の不自由展実行委員会共同代表)
ふるまいよしこ(フリーランスライター、『中国新声時代』著者)
テーマ3: 恐怖のなりたち
近くて遠い隣人と意思疎通が上手くできないのはなぜか?互いに持つ恐怖、共通の対外的な恐怖、またメディアによって作られる恐怖について語り合います。

日時:3月26日 (土) 13:00-16:00
会場:3331 Arts Chiyoda (日/英逐次通訳) 定員70名 参加費 1,500円

モデレーター
佐々木俊尚(評論家、ジャーナリスト、『21世紀の自由論: 「優しいリアリズム」の時代へ 』、『レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる 』 著者)
スピーカー
麻生晴一郎(ルポライター、NPO「AsiaCommons」主宰、『中国人は日本人を本当はどう見ているのか?』『北京芸術村:抵抗と自由の日々』著者)ほか
会場
3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
東京都千代田区外神田6丁目11-14
会期
2016年3月20日(日)-4月17日(日)
入場料
一般800円 /大学生・専門学校生・65 歳以上 700 円 (パスポート制。ご本人に限り会期中何度でも入場可)
※千代田区民、高校生以下、障がい者およびその同伴者 無料
※ラウンドテーブルは別途参加料が必要です。
休館日
会期中無休
開館時間
12:00-19:00(入場は閉館時間の30分前まで)
問い合わせ先
アーツ千代田 3331
TEL: 03-6803-2441/FAX: 03-6803-2442
E-MAIL: pr@3331.jp(担当: 岡田・伊多波)
主催
3331 Arts Chiyoda
ウェブサイト
http://www.3331.jp/news/201602/003257.html
※詳細は、近日公開予定の本展特設サイト(am.3331.jp)をご覧ください。