アートフラッシュニュース

国際芸術センター青森 [ACAC]では、開館より芸術家の滞在制作（アーティスト・イン・レジデンス（AIR）事業）を中心としたプログラムを行ってきました。その中で、現代のアーティストたちがそれぞれの地域特性に関心を寄せながらリサーチや作品制作に取り組む姿に多く接してきました。それは単に地域的差異を取り上げて物珍しがるのではなく、そうした特色を生み出した歴史や背景への理解を深めることで、普遍につながる価値を見出そうとする試みでもありました。
2016年の夏AIRでは、地域的特色に立脚しながらも、普遍的な眼差しをもつ作品を制作する千葉奈穂子と上村洋一の二人の日本人アーティストと、ドイツSchloss Ringenberg Derik-Baegert-Gesellschaft e.V.の協力のもと、2013年に始めたリサーチを推し進め、作品とするために再び青森で滞在制作を行うヨーグ・オベルグフェルの3人のアーティストを招へいします。アーティストは地域資源のリサーチを行いながら滞在制作、作品展示を行います。

関連プログラム

オープニングアーティストトーク

夏AIR「普遍的な風景」に参加の3人のアーティストによるギャラリーツアーを行ないます。

日時│7月30日（土）　14:00〜15:00
※申込み不要、直接会場へお越しください

ヨーグ・オベルグフェル　ワークショップ＆レクチャー「日曜大工の類型学」

ワークショップでは、木片を使って積木遊びのように小さなたてものを作ります。作ったものは写真に撮り、組み立て直して別の形にし、自分だけの類型学風写真を作ります。レクチャーでは、ワークショップや、ワークショップと関連している新作についてお話しします。レクチャーだけもご参加いただけます。

日時│8月7日（日）　ワークショップ10:30〜12:30、レクチャー13:30〜14:30
対象│ワークショップ：子ども〜大人、レクチャー：中学生以上
定員│ワークショップ：15名（申込締切8月1日、応募者多数の場合抽選）、レクチャー：定員なし
会場│ワークショップ：創作棟、レクチャー：ラウンジ
参加費│無料

千葉奈穂子ワークショップ「手作りピンホールカメラで撮影しよう！」

空き箱を使ってピンホールカメラを作り、それを使って撮影します。その後、1日目はネガ像を、2日目はネガを使ってポジ像を現像します。

日時│8月20日（土）10:00〜16:00、8月21日（日）10:00〜12:00
※2日間で1回のワークショップです。
対象│中学生以上
定員│10名（申込締切8月14日、応募者多数の場合抽選）
会場│創作棟
参加費│2000円（必要に応じて別途切手代）
持ち物│フタ付きの空き箱

上村洋一ライブ「Nord Tracks（ノード・トラックス）@ACAC」

東京をベースに活動しているサウンドアーティストによる電子音楽コンサートツアー。東京から青森を目指し北関東や東北の各地を巡り、旅館や美術館、アートスペースなど様々な会場を舞台にコンサートを行います。各地の歴史や文化に触れながら、地元出身の音楽家やアーティストとのコラボレーションを行い、新しい音や音楽の可能性を探究していきます。

日時│8月28日（日）　18:15〜21:00
会場│野外ステージ
参加費│無料
出演│網守将平、梅沢英樹、大和田俊、上村洋一、高橋征司
制作│庄子渉
共催│国際芸術センター青森、おっとり社
※申込不要、入退場自由

こども造形あそびの日「かんたんカメラで不思議な世界を見つけよう」

牛乳パックを使って簡単なカメラを作り、それを持ってACACの敷地内を探検しましょう。

日時│9月10日（土）　13:30〜15:30
対象│小学生（小学1〜3年生は保護者同伴）
定員│15名（申込締切9月5日、応募者多数の場合抽選）
会場│創作棟ワークショップスタジオ
参加費│100円
持ち物│1リットル牛乳パック
講師│金子由紀子（ACAC学芸員）

ギャラリーツアー

日時│9月4日（日）　14:30〜15:30
※無料、申込不要、ギャラリーＡ受付前集合

ファミリーツアー

日時│8月27日（土）　11:00〜12:30
※無料、申込不要、ラウンジ集合

各関連イベントの申込み方法

ウェブサイトをご覧ください。