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Mitsutoshi Hanaga Archives Project:羽永光利アーカイブ展

最終更新日:2016年07月20日

青山|目黒では、7月23日から8月20日まで「羽永光利アーカイブ展」を開催いたします。本展では、前衛芸術、舞踏、演劇、世相という4つのテーマを中心に、羽永光利アーカイブの中から選んだ約200点の写真などを展示いたします。
1933年東京生まれの羽永光利は、1950年代後半から1980年代にかけて日本の社会が大きく移り変わっていく激動の時代を潜り抜け、その生涯をかけて膨大な数の写真を残しました。戦後日本が様々な矛盾と社会問題を抱える時代において、羽永は弱者や辺境の人々の視点からシャッターを切り、前衛芸術、アンダーグラウンド劇場、イベント、公害問題、学生運動、舞踏、コミューン活動など多岐に渡る現場の写真を記録し続けました。そして、自らの存在意義を模索し葛藤する若者たちの姿を至近距離で見守り続けた羽永の存在は「体制裏の芸術家」として伝説的に語り継がれてきました。しかし近年になって、その膨大な写真群の全貌が明らかになるにつれて、羽永の存在は単に「時代の目撃者」や「カメラマン」というだけでなく、パフォーマンス・アートの文脈から「現場に介入し撮影を繰り返すラディカルな行為そのものが羽永光利の芸術ではないか」と世界的に大きな注目を集めています。

(プレスリリースより)

1967年12月9日 ゼロ次元(加藤好弘)『全裸防毒面歩行儀式』
©Taro Hanaga (Courtesy of Mitsutoshi Hanaga Project Committee)

「羽永光利一〇〇〇」紙本版

発行|一〇〇〇bunko
文庫版/一色刷り/並製
一〇〇〇本書店
※本展示に合わせ、「羽永光利一〇〇〇」が発行されます。購入をご希望の方は、「青山|目黒」にてご予約ください。

ギャラリートーク「写真、映像、カルチャーのアーカイブを考える」

日時|2016年8月13日(土) 16:00–
場所|青山目黒
出演|井波吉太郎、羽永太朗
定員|40名

会場
青山|目黒(AOYAMA|MEGURO)
(東京都目黒区上目黒2-30-6保井ビル1階)
会期
2016年7月23日(土)〜8月20日(土)
休館日
月曜・火曜
※夏期休廊なし
開館時間
水〜土:12:00-19:00
日・祝:12:00-18:00
問い合わせ先
AOYAMA|MEGURO
TEL:(03)-3711-4099
MAIL: info@aoyamameguro.com
企画
羽永光利アーカイブ展企画委員会
助成
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
ウェブサイト
http://aoyamameguro.com/artists/mitsutoshi-hanaga-archives-project-2016/