アートフラッシュニュース

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TRAVEL MUSICA hondayuya archives —漂流するメロディー

最終更新日:2016年09月20日

類い稀な才能で期待を集めるも、26歳の若さで急逝した作曲家にして希代のパフォーマー・本田祐也。そのエキセントリックでロマンチックな音楽家の作品を、時間や国境をこえて紡いでいく一夜。本田と共に歩んできた表現者たちと、はじめて彼の作品に出逢う演奏者たちとの競演による、贅沢で二度とない、今宵限りのコンサートをお楽しみください。

ウェブサイトより)

当日プログラム(予定)

1「毛糸の水草」ー組曲「港の日本娘」よりー|本田祐也(2003)
2「No.12ピンクサーカス」|本田祐也(2001)
3 レクチャーパフォーマンス「アーカイヴをめぐる三、四の話」|伊藤愉(2016)
4 映像作品『ピアノとダンス2016』(2006)|小沼慶太郎
5 大口純一郎のインプロヴィゼーション〜本田祐也の作品より
6「シアタープロダクツのためのバロック風庭園組曲」|本田祐也(2003)
7「チェリオ」 ワークショップ作品|ワークショップ参加者の皆様(1999/2016)
8 ジモン・ルンメル クラリネットとピアノの為の「チンドン」|本田祐也(2001)〜インプロヴィゼーション
9 永原真夏がうたう「拾弐時過ギタ山手線」 作曲:本田祐也 作詞:平山佳子(2002)
10 永原真夏がうたう「夏のにほひ」|作曲:本田祐也|作詞:平山佳子(2002)
11「チェリオ」 |本田祐也(1999)



■ 作曲:本田祐也
■ 演者:渡邉理恵(打楽器奏者)、ジモン・ルンメル(鍵盤奏者・作曲家)大口純一郎(ジャズピアニスト)、永原真夏(歌手)、木村仁哉(チューバ奏者)、今込治(トロンボーン奏者)、鳥羽山沙紀(作曲家・ピアニスト・海藻姉妹)、小林武文(打楽器奏者)、江川良子(サキソフォン奏者)、伊藤愉(研究者)、小沼慶太郎(写真家/アーティスト)ほか


プロフィール

□本田祐也
作曲家にして希代のプレイヤー。1999年「チャンチキトルネエド」を結成。街の様々な場所での野外演奏、アートプロジェクトなど、ライブハウスのみにはとどまらない場所で精力的に出演をかさねる。その独特なスタイルで、様々な分野からの注目を集め、心に残るチンドン屋的メロディーを現代的手法でブラスアンサンブルに開花させる独特なパフォーマンスで、異様な勢いを醸し出す。無声映画「港の日本娘」(清水宏監督作品)やファッションブランド「シアタープロダクツ」のために楽曲を書き下し生演奏のセッションを行うなど、ジャンルを超えた活動が注目される一方、現代音楽の分野でも、「現音作曲新人賞」を獲得し、その後大作を発表した演奏会で「佐治敬三賞」を受賞。類い稀な才能で期待を集めるが、2004年急逝。享年26歳。

□トラベルムジカ TRAVEL MUSICA
「トラベルムジカ」は、打楽器奏者の渡邊理恵が、本田祐也の作品を多様な角度から現代に紹介するべく2014年にドイツで始めたプロジェクト。数々のアーティストを巻き込みながら、ドイツと日本でのワークショップ・ライブの企画、録音・記録映像の制作、などが走り始めた。

関連企画・同時開催企画

「アッセンブリッジナゴヤ」(あいちトリエンナーレ関連企画)で「楽譜」をめぐるワークショップ・展示・コンサートを開催。
2016年9月23日(金)〜9月25日(日)
※アッセンブリッジナゴヤ企画(あいちトリエンナーレ関連プログラム)
本田祐也の「チェリオ」をベースに、3月に名古屋で、5月にケルンでおこなったプレワークショップからスタートし、作曲や演奏の体験をとおして音楽の楽しみを共有しながら、プロフェッショナルなミュージシャンとともに屋外演奏を行います。
http://assembridge.nagoya/
場所:愛知県名古屋市築地口駅付近(決定次第トラベルムジカHPにて告知いたします)
参加予定アーティスト:渡邊理恵、ジモン・ルンメル、木村仁哉ほか

会場
ドイツ文化会館ホール
(東京都港区赤坂7丁目5-56)
会期
2016年9月21日(水)19:30〜
入場料
前売:3,800円/当日:4,200円
購入方法についてはウェブサイトをご覧ください。
問い合わせ先
ビオメハ二課 東京都渋谷区神宮前4-26-24 シアタープロダクツ内
Tel:03-6438-1755
ウェブサイト
http://travelmusica.org
企画・ディレクション
渡邉理恵・金森香(トラベルムジカ)
主催
ビオメハニ課
助成
ゲーテ・インスティトゥート ドイツ本部
協力
東京ドイツ文化センター