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世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画 関連プログラム
最終更新日:2016年11月14日
立石大河亞/タイガー立石/立石紘一(1941-98)は、1963年、第15回読売アンデパンダン展に出品し、美術家としてのキャリアをスタートさせました。65年から漫画を描き始め、ほどなく新聞や雑誌に連載をもつまでになり、漫画家としての地位を確立します。ミラノへと拠点を移した69年には、漫画の手法である「コマ割り」を絵画にもちこみ、ストーリー性や時間的要素を取り入れた絵画を手がけました。
大学で油彩を学んだ横山裕一(1967-)は、ベニヤ板にペンキで風景や人物を描きながら、自身の絵画のスタイルを模索する日々を過ごしますが、イラストの仕事を通じて、2004年に『ニュー土木』で単行本デビューを果たします。「ネオ漫画」と称される横山の漫画に明確なストーリー展開はなく、複数の登場人物による非友好的かつ目的不明な行為、謎の物体が移動、変形するさまを描写することにより、純粋な時間の流れが表されます。
本展覧会では、立石大河亞のコマ割り絵画を含む油彩、60年代から80年代に制作した漫画原画、そして、横山裕一が初期に手がけた絵画、新作漫画『アイスランド』、本展のために描き下ろした漫画原画を紹介します。立石も横山も制作に際し、私たちの暮らす世界を参照しながら、現実を引きずることなくもうひとつの世界を大胆に提示します。不条理に満ちた、妙な世界の住人が繰り広げる意味不明な会話、ナンセンスな行為など、一見「なんでもあり」な状況がもたらすユーモアは、翻って私たちの世界を改めて見つめる機会となるでしょう。
関連プログラム
スペシャル対談1
立石大河亞と横山裕一、両者の魅力を語りつくします。
日時:2016年11月26日(土)14:00〜15:30
講師:天野一夫(美術評論家)+横山裕一
会場:当館1階エントランス(予定)
定員:80名
※事前申込不要
ワークショップ
原画(複製)にスクリーントーンを貼って漫画を完成させます。
日時:2016年11月27日(日)14:00〜15:30
講師:横山裕一
会場:当館内(参加者には後日通知)
参加費:500円
対象:中学生以上
定員:30名
※要事前申込、申込多数の場合は抽選
スペシャル対談2
立石大河亞の作品の魅力に迫ります。
日時:2017年1月14日(土)14:00〜16:00
講師:市毛(立石)富美子+椹木野衣(美術評論家)
会場:当館地下1階ミュージアムスタジオ
定員:100名
※要展覧会チケット(半券可)、事前申込不要
申し込み方法などの詳細はウェブサイトをご覧ください。
- 会場
- 広島市現代美術館
(広島県広島市南区比治山公園1-1) - 会期
- 2016年10月28日(金)〜2017年1月22日(日)
- 入場料
- 一般=1,030(820)円
大学生=720(620)円
高校生・65歳以上=510(410)円
*( )内は前売/30人以上の団体料金 - 休館日
- 月曜日(ただし、1/2、1/9は開館)12/27-1/1、1/4、1/10
- 開館時間
- 10:00〜17:00 *入館は閉館の30分前まで
- 問い合わせ先
- 広島市現代美術館
Tel:082-264-1121 - 主催
- 広島市現代美術館、中国新聞社
- ウェブサイト
- https://www.hiroshima-moca.jp/tateishi_yokoyama/