アートフラッシュニュース

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佐藤直樹展「秘境の東京、そこで生えている」

最終更新日:2017年03月21日

アートディレクター・デザイナーとしての活動を長く続けてきた佐藤直樹は、2013年頃から木炭で身近な植物を描く「そこで生えている。」シリーズに取り組み始めました。本展は、84メートルに達したパノラマ作品や、30メートルを超える新作など、合わせて150メートルの壁を埋め尽くしてなおも進化し続ける作品群を、佐藤直樹初の大型個展としてアーツ千代田3331メインギャラリーで開催するものです。
「なぜに今になってこのような形で描き始め、とまらなくなってしまっているのか?」佐藤が自身に問いかけ続けるこの言葉に象徴されるように、この展覧会はデザインから絵画へとその表現衝動を変化させた佐藤の個展でありながら、あらゆる人が持っているはずである創造の原初的な衝動と喜びについて今一度考える機会の創出を目指しています。日本の絵画史の文脈に新たな視座を切り開く一つの事件となりえる可能性に満ちた展覧会です。

公式サイトより)

トークイベント配信
「知覚と表現とリテラシーについて:ただ描いているだけという状態をめぐって」
佐藤直樹×岸野雄一×細馬宏通


日時|3月22日(水)19:00-21:00
会場|DOMMUNE
出演|佐藤直樹、岸野雄一、細馬宏通

長年のアートディレクターのキャリアと関係なく突如壁画を描き始め100 メートルを越えてなお進行中の佐藤直樹、音楽家・著述家・俳優の顔を持ち「正しい数の数え方」「コンビニDJ」「トット商店街」等々で話題のスタディスト・岸野雄一、視聴覚文化に対する独特のアプローチとバンド「かえる目」の活動でも注目される人間行動学者・細馬宏通。この三者は以前から「知覚」「感覚」を巡る談義を続けて来ました。今回、展示規模が膨らみ過ぎてクラウドファンディングによる資金 集め中となっている佐藤の個展「秘境の東京、そこで生えている」(4/30-6/11@3331)の直前企画として、このよくわからない状況の読み解きが試みられます。個展に合わせて発売される『無くならない─アートとデザインの間』(晶文社)にも掲載される鼎談の最新バージョンです。
http://www.dommune.com/

会場
アーツ千代田 3331 メインギャラリー
(東京都千代田区外神田6-11-14)
会期
2016年4月30日(日)〜6月11日(日)
入場料
一般 800円/シニア・学生 700円/高校生以下・障害者 無料
休館日
火曜日
開館時間
12:00-19:00
※イベント開催時は閉場時間が変わります
主催
そこで生えているプロジェクト実行委員会
ウェブサイト
http://ithasgrown.com/
クラウドファンディングサイト(Motion Gallery)
https://motion-gallery.net/projects/ithasgrown