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書だ!石川九楊展

最終更新日:2017年05月18日

 傑出した書家にして評論家・石川九楊は、戦後前衛書の水準を遥かに超え、「言葉と書」の表現との関係を生き生きと回復させて、音楽のような絵画のような不思議で魅惑的な世界をつくりつづけています。

当展覧会は、制作作品1,000点、著作刊行100点への到達を記念し、石川九楊の書の宇宙を広く紹介すべく開催します。

書は東アジアの文化の根幹にあり、あらゆる表現の中心に位置します。戦後、前衛書は、書を美術として捉えることで書史を進展させましたが、石川九楊の書は、唯一その水準を遥かに超えて、「言葉」と書の表現との関係を生き生きと回復させ、近代以前の書史を受けて、現在の表現たり得るステージへと展開させました。その表現は世界のあらゆる文化・芸術へと多大な影響を与え得るものです。

また、石川九楊の「筆蝕」の精緻な読み解きを通して展開される世界は、書論・書史論にとどまることなく、書を通じて現代を鋭く読み解く文化・文明論へと展開を見せています。新たに展開する日本語論は、言論界へも大きな影響を与えているところです。

※画像:「歎異抄(全文)No.18」 1988年

会場
上野の森美術館
会期
2017年7月5日(水)~7月30日(日) 休館日無し
入場料
前売1,000円 当日1,200円
開館時間
10:00~17:00(入場は16:30まで)
問い合わせ先
○開催内容や取材等のメールによるお問合せ:info@rakushokai.jp (担当:加藤)
○作品画像、作者近影等のデータ提供:info@rakushokai.jp(担当:塚田) 
○開催内容や取材等の電話によるお問合せ:080-5670-7145(担当:林)
参考URL
<展覧会告知ホームページ> http://rakushokai.jp/shoda_ishikawakyuyo/ 
<公式フェイスブックページ>https://www.facebook.com/shoda94ishikawa