アートフラッシュニュース

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音で観るダンスのワークインプログレス

最終更新日:2017年08月21日

視覚に障害のある人たちが芸術を楽しむために、音により視覚情報を補助する「音声ガイド」。音声ガイドは、視覚情報を音で置き換えることで、鑑賞する人の頭の中にさまざまなイメージを浮かび上がらせる手法です。そんな音声ガイドをダンスという身体表現につけるとしたら、どんなものが生まれるでしょうか。それは、より多くの人が身体表現を楽しめるようになる状況をつくるだけでなく、視覚の有無を超えて、ダンスの新しい“見方”にもつながるのではないか、というのが今回の試みです。

本上演では、ワークショップと研究会を経て開発された3つの音声ガイドから好きなガイドを選んで聴きながら、コンテンポラリーダンスを鑑賞していただきます。ダンサー自らがつけるガイド、当事者と一緒に研究会で開発した音声ガイド、能楽師の安田登さんによるガイドです。

併せて、今回の取り組みや開発のプロセスを紹介しながら、視覚に障害のある人との舞台芸術の楽しみ方の可能性について語ります。

(プレスリリースより)

◎ダンス出演
捩子ぴじん(ダンサー、振付家)

◎トーク出演
捩子ぴじん、田中みゆき(キュレーター、本プロジェクト企画)、他

◎モデレーター
木村覚(日本女子大学准教授/ダンス研究者・批評家/BONUSディレクター)


13時より、「タッチツアー」を開催します!

視覚に障害のある方を優先に、「タッチツアー」を開催します。
タッチツアーでは、開演前にステージを歩いたり、簡単なエクササイズを行ったり、ダンサーからダンスについての話を聞くことができます(所要時間約30分)。参加することで、より本番を楽しんでいただけます。ご希望の方は、直接会場にお越しください。

会場
KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
(神奈川県横浜市中区山下町281)
会期
2016年9月16日(土)14:00-15:30
入場料
無料(要事前予約)
参加方法はウェブサイトをご確認ください。
問い合わせ先
KAAT神奈川芸術劇場
TEL. 045-633-6500(代表)
主催
KAAT神奈川芸術劇場
ウェブサイト
http://www.kaat.jp/d/ws916