2017年11月15日号
次回12月1日更新予定

アートフラッシュニュース

人工知能美学芸術展

最終更新日:2017年10月27日

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人工知能は芸術創造の分野にまで侵触するのか。人工知能に美意識が芽生え、自律的に芸術を創作する未来はあり得るのか。

2016年3月、囲碁は芸術であると語っていた世界トップ棋士が人工知能に敗退した。かつてなら荒唐無稽でしかなかった冒頭の問いは、深層学習法等が飛躍的に発展しつつある今、現実味が全く無いとは言い切れなくなった。とはいえ現今の「人工知能が創作した芸術」とされているものは、その殆どが、人間が人工知能という道具を使って制作した代物でしかない。だが逆向きに言おう。それがまだ先のことだとしても、今から我々は、人工知能が真の意味で美学を創発し、芸術を創作する事態に備えるべきである。なぜなら知能とは何か、芸術や美や人間の尊厳とは何かが、人工知能という要因によって根底から問い直されざるを得なくなるからだ。

本展は2017 年時点でのそうした問題意識の顕れとして、国内外の表現者や研究者による人工知能をテーマとする芸術の現在を垣間見せるものである。視覚芸術分野を中心に、音楽、文学、コンセプチュアルアートから、広く知能を問う研究発表までも含める。

世界初となる「人工知能=AI」の総合芸術展に刮目されたい。

ウェブサイトより)

シンポジウム

「AI X ART X AESTHETICS -人工知能に美意識は芽生えるか-」を全体テーマとして、OISTにて全6回のシンポジウムを開催します。各回には個別のサブテーマが設けられ、3名による講演と全体討論で議題を深めます。出演者の一部は展覧会出品者を兼ねています。

*モデレート:銅谷賢治(OIST、11/12以外の全回)、中ザワヒデキ(AI美芸研、全回)。J/E(日英)同時通訳

■01 AI美学と芸術(11月12日(日))
畒見達夫、マイク・タイカ、塚田稔
■02 意味/無意味と言語(11月25日(土))
佐藤直行、ミカエル・シュプランガー、松原仁
■03 未来のAI(11月26日(日))
高橋恒一、中ザワヒデキ、ロルフ・ファイファー
■04 AI美学と多神教(1月6日(土))
岡田浩之、栗原聡、銅谷賢治
■05 人工意識/人工生命(1月7日(日))
池上高志、金井良太、中垣俊之
■06 AI美学と機械(1月8日(月祝))
秋庭史典、インケ・アーンス、エレナ・ノクス

コンサート

「美術・文学・音楽 X 人工知能」をテーマとする本展の重要な一翼として、4つの音楽コンサートをOISTにて開催します。講堂で行われる3つのコンサートでは、人間が機械美学に基づいて作曲した音楽、機械が人間美学に基づいて作曲したとされる音楽、大変貴重なロール紙タイプの自動演奏ピアノのために作曲された音楽を特集します。屋外で行われるコンサートは、参加型のワークショップ&パフォーマンスとなります。

■01 機械美学音楽(11月3日(金・祝))
三輪眞弘+古川聖
■02 環世界音楽と機械学習(11月4日(土))
平石博一+AI作曲
■03 人工知能音楽の先駆(11月5日(日))
コンロン・ナンカロウのロール紙自動演奏ピアノコンサート
■04 人工知能との協働 - Day 1(11月11日(土))
足立智美のAI触発芸術ワークショップ&パフォーマンス
■04 人工知能との協働 - Day 2(11月12日(日))
足立智美のAI触発芸術ワークショップ&パフォーマンス

*シンポジウムやコンサート、展示関連イベントなどの詳細は、ウェブサイトをご覧ください。

会場
沖縄科学技術大学院大学[OIST]
(沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1)
会期
2017年11月3日(金・祝)〜2018年1月8日(月・祝)
無休(年末年始調整中)
主催
人工知能美学芸術研究会[AI美芸研]
沖縄科学技術大学院大学[OIST]
ウェブサイト
人工知能美学芸術展

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