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【速報】アートスケープ読者イベント artscape onsite 1 飯沢耕太郎さんと観る「石内 都 肌理(きめ)と写真」展 開催しました!

最終更新日:2018年02月19日

初の読者イベント、豊かな時を共有して開催!

去る2018年2月13日(火)、artscape初の読者イベント「artscape onsite」の第1回が開催されました。当サイトの執筆者をゲストに、実際の展覧会場で行なわれる生のレビューを聴くことのできる貴重な機会を提供する本イベント。今日は速報として、イベント開催の模様をフォト・レポートします。

記念すべき初イベントの舞台は、横浜美術館。現在開催中の「石内 都 肌理(きめ)と写真」展を、artscapeレビューでおなじみの写真評論家の飯沢耕太郎さんが案内してくださいました。


ツアーの始まりは「絶唱、横須賀ストーリー」から

集合は横浜美術館閉館後の18時半。参加者の方々同士の簡単な自己紹介タイムを経て、まずは横浜美術館のコレクションでもある「絶唱、横須賀ストーリー」のシリーズを観に、コレクション展の特集展示の部屋へ。貸し切り状態の展示室が新鮮です。

石内都さんの写真家としての原点でもあるこのシリーズ。「これを観ないことには石内さんの写真は語れない」と力説する飯沢さんと、普段観る機会の少ない初期の作品群に興味津々な参加者の皆さん。


いよいよ企画展示室へ

そしていよいよ今回の企画展「石内 都 肌理(きめ)と写真」の会場へ。

展覧会は「横浜」の章から始まり、飯沢さんの語る解説は作家の持つ来歴や作品の生まれた時代背景、展示方法などにも話が及びます。飯沢さんが持参してくださった貴重な写真集なども参照しながら、じっくり作品を鑑賞する参加者。コレクション展示室で最初に観た「絶唱、横須賀ストーリー」との表現の違いなどにも自然と目がいってしまいます。

銘仙の着物を撮った「絹」の部屋は撮影OK。銀色の壁面の上に鮮やかな色彩が映える写真のインスタレーションを見上げつつ、思い思いの鑑賞時間を過ごしました。

いつもはウェブ上で読んでいる飯沢さんのレビューを生で聴きながらの豊かな観賞体験は、今回のイベントならではだったのではないかと思います。


懇親会も大盛り上がり!

90分かけて展示室を観終えたあとは、ささやかな懇親会が行われました。

乾杯!

「美術館は好きだけど、写真展をちゃんと観るのは初めて」という方や、写真関係のお仕事をされていたことがあるという方まで、さまざまな視点を持った参加者の方々から、ユニークな質問や感想が出てくる濃密な時間でした。

そして「石内 都 肌理と写真」展を担当した学芸員の大澤紗蓉子さんからも特別にお話を伺うことができました。展示にまつわる、ここでしか聴けない舞台裏の話も飛び出します。

会の終わりにはさらなる特典として、飯沢さんの選書した本が当たる抽選会も開催! 和気あいあいの空気のなか、くじ引きでの抽選は大いに盛り上がりました。

ご自身の著書へのサインにも快く応じてくださった飯沢さん。一人ひとり違うサインとイラストに、参加者同士の話も弾みます。


参加者の皆さま、artscape初の試みに足を運んでいただき、本当にありがとうございました!

いずれまた、こんな機会を作れたらと編集部一同考えています。

飯沢さんの解説の内容にも触れた、詳しいイベントレポートは3月1日更新のトピックスにてお届けします。

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