高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2018 向井山朋子「HOME」:2018年|美術館・アート情報 artscape

2018年08月01日号
次回9月3日更新予定

アートフラッシュニュース

高知パフォーミング・アーツ・フェスティバル2018 向井山朋子「HOME」

最終更新日:2018年04月18日

価値観の揺らぐ時代を生きる私たちにとって家とは、家庭とは、家族とは?

「HOME」は、さいたまトリエンナーレ2016にて岩槻市の古民家を舞台に、約60日におよぶインスタレーションの最中、12日間22公演の全日程を満席にした話題作。ピアニストで美術家、演出家と多彩な顔を持つオランダ・アムステルダム在住の向井山朋子が、家や家族、家庭にまつわる問いをパフォーマンスへと昇華した作品「HOME」を、赤岡町の「赤れんが商家」にて上演いたします。

本作の会場は、築150年ほどの初代赤岡村長の邸宅。町の歴史とともに靴屋、たばこ屋へと変遷した町家です。家の内外のそこ、ここに漂う空気と時間は、まるで過去の記憶を現実と幻想に呼び起こすような、かつての気配を色濃く残したままです。舞台となる居間に招かれる観客は、ある女性の暮らしを覗き見るかのように、家と人の内と外/表と裏、その境界や異界に身を置いて、女性の半生と対峙していきます。向井山がリサーチに訪れた霊性豊かな恐山や出身地の熊野は、死が身近な日常であり、拠点とする欧州では難民の「第二のHOME」の課題を抱えています。私たちが「家」と呼ぶ場所は、安住の空間、それとも不穏な空気をはらむ危険な場所なのでしょうか…。時代とともに変容する「HOME」。観客が運び入れるパーソナルで普遍的な想いで「HOME」の過去、現在、未来を暗示していくことでしょう。

たった8畳の床に全身を投げ出す、ダンサー湯浅永麻の気迫のダンスは圧巻。向井山が生み出した音楽、映像、写真などの要素を、高度な技術で室内に凝縮させた遠藤豊とのタッグも見どころの本作。国内外の第一線で活躍中の3人のアーティストが贈る「HOME」をご堪能ください。

関連企画

○5月3日(木・祝)

「狐の夜市」開催!!
・狐の嫁入り行列(19:00より)
・絵金蔵延長開館(18:00入館締切 18:30まで)
・オープンカフェ(18:00-21:00)※「やつゆ会金木犀工房」前
※小雨決行、大雨の場合は中止。当日は混雑が予想されますので、なるべく公共交通機関にてお越しください。詳細は「絵金蔵ウェブサイト」をご覧ください。
※香南市伊能忠敬測量地エリアの駐車場について5月3日(18:00~21:00)は、四国銀行ATMをご利用のお客様のみのご利用になります。

○5月3日(木・祝)・8日(火)

「土佐備長炭で焙煎したコーヒー屋さん」開店♪(10:30-16:30)

○5月8日(火)・9日(水)・11日(金)

食・蔵一の「ちりめんじゃこ弁当」予約販売(別途500円)
※3月21日[水祝]受付開始。観劇の3日前までに本公演の「予約フォーム」またはお電話にて要申込。

プロフィール

〇向井山朋子
Tomoko Mukaiyama/コンセプト・演出・映像・写真・振付

和歌山県生まれ。オランダ・アムステルダム在住。1991年オランダの国際ガウデアムス演奏家コンクールにて優勝して以来、ピアニストとして国際的な活動を開始。表現領域を横断した協働プロジェクトを映画監督や建築家、デザイナー、写真家、振付家らと多数制作。近年美術家として国内外でインスタレーション作品を発表。2016年発表のダンス作品「La Mode」「HOME」で第11回日本ダンスフォーラム賞受賞。www.multus.jp

〇湯浅永麻
Ema Yuasa/パフォーマンス

モナコ公国クラシックダンスアカデミーを首席で卒業後、ネザーランド・ダンス・シアターに入団。イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイスをはじめとする世界的な振付家の作品に多数出演。現在は独立し、欧州を中心としたバレエ団や企画等にゲスト出演、振付家シディラルビ・シャルカウィ率いるEASTMANのメンバーとしても活動。今年3月自身が創作した「enchaîne」にて好演、好評を博す。

〇遠藤豊
Yutaka Endo/映像・技術監修

舞台芸術を中心に、音楽、映像、デザイン、コンピューターテクノロジーとの関わりを独自に作り出す。2002年以降はアートディレクター、プロデューサー、テクニカルコーディネーターとして多岐に渡る分野の企画に携わる。2005年有限会社ルフトツークを東京、2012年ルフトツーク・ヨーロッパをアムステルダムに設立。拠点の境目をなくし、感覚との積極的な交流と遍在化を目指す。www.luftzug.net

ウェブサイトより)

向井山朋子「HOME」公演概要

会場
赤れんが商家
(高知県香南市赤岡町772-1)
会期
2018年4月30日(月)〜2018年5月12日(土)
※公演スケジュールは高知県立美術館ウェブサイト参照。
入場料
一律500円
主催
高知県立美術館
予約方法
高知県立美術館ウェブサイト「予約フォーム」または電話でのお申込み(088-866-8000)
クリエーション
総合演出:向井山朋子
パフォーマンス:湯浅永麻
音楽:向井山朋子、ドミートリイ・ショスタコービッチ
振付:向井山朋子、湯浅永麻
映像・技術監修:遠藤豊(LUTFZUG)
ウェブサイト
https://moak.jp/event/performing_arts/mukaiyamatomoko_home.html


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