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働く人のための現代アートの買い方を学ぶ/5万円の作品からはじめるコレクションと運用方法を考える勉強会

最終更新日:2018年04月19日

世の中には色々なお金の使い方や運用方法があります。一般的にその中でも身近ではないものが、現代アートを買うことではないでしょうか。

(中略)日本は、国全体としても投資を続け、各県に一つ以上は美術館もあり、地域でアートイベントが多数開催されるようになってきました。ここでさらに個々人が、現代アートを「買うことができるもの」と見ることができるようになれば、美術イベントに行く楽しみも倍増し、見る目が鍛えられるのではないでしょうか。

また同じ時代に生きる作家の作品は、生きている現代の状況を反映しています。現代アートを買い、家に飾ったりすれば毎日見ることができて生活の清涼剤ともなり、同時に文化の支援者にもなるという体感もできます。

資産価値としても、世の中の買えるものの大半は経年劣化で価値が減少していきますが、美術作品は長期保有することで作家が成長して活躍していけば価値が上がる性質があります。単なる買い物ではなく、文化投資としても見ることができる。

今や日本でも美術展を開けば長蛇の列の印象派の、最初の買い手は繊維会社の経営者、医師、オペラ歌手、菓子職人、安月給の役人だったそうです。最初に買う人がいたからこそ、価値が育っていったとも言えます。21世紀の印象派を見つけるぞ、という大それたことは考えてませんが、次の時代の価値の種を探して育てるのは、一人ではなく、幾人かの力を合わせられると良さそうです。そこで、会なわけです。

会社に勤めている人、また自営で年を取っても仕事を続けていきたいと思っている方、大いに歓迎です。
はじめの一歩を踏み出し、文化のストックを育てる仲間を見つけられる会にしてきたいと思います。

講座概要

日程

①4月29日(日)14:00〜17:00
「スパイラルのアーティスト支援の歴史と、作品購入の楽しみについて」

場所:スパイラル
ゲスト: 加藤育子さん(株式会社ワコールアートセンター/キュレーター)
協力:スパイラルスコレー
※4/29から5/6までスパイラルにて開催中のアートフェスティバルSICF19の入場とセットになります。
※レクチャー終了後SICF19を見学します(〜18:00ごろまで)
※SICFについて:表参道の複合文化施設スパイラルを運営する株式会社ワコールアートセンターが主催する、若手クリエーターの発掘・支援・育成を目的としたアートフェスティバル

②5月18日(金)19:00-21:00
「工芸とテクノロジーを組み合わせて美術工芸品のマーケットを中東アジアに広げることと民間による作品の保管について」

場所:HAMON GALLERY
ゲスト:河内晋平さん(スタジオ仕組 代表)
※レクチャー&トーク終了後に軽い懇親会あり

③6月22日(金)19:00-21:00
「会計士から見るアート購入のポイント。確定申告から投資としての楽しみ方まで」

場所:空き地
ゲスト: 山内真理さん(公認会計士山内真理事務所代表)
※レクチャー&トーク終了後に軽い懇親会あり

参加費

18,000円(レクチャー3回分と実習ツアー1回計5回)
24歳以下割引:15,000円
15歳以下割引:6,000円
パートナー割引:32,000円(2名分)

※単発受講はできません。
※第2回〜第3回の懇親会軽食を含みます。
※初回の作品購入代およそ5万円(任意の額)は各自ご準備ください。
※乳児、幼児連れ可能です。お湯あり。

参加締め切り

4月22日(日)24:00
※定員超過が一定数以上になった場合は締切日前に募集を締め切ります。

特典

・「SICF19」入場チケット付きです。※レクチャー終了後にお渡しします。
・第一期のアーカイブ動画を見ることができます。
 1)「アートの潮流は経済を予見する」 山本豊津さん(東京画廊)
 2)「若手ギャラリストから聞く現場の話-日本と海外」:佐々木真純さん(Fm)
 3)「作品を買いはじめている先輩に聞く」:ゲスト1 三嶋一路さん/ゲスト2 Tさん

主催
働く人のための現代アートの買い方を学ぶ会(伊藤洋志・中山晴奈)
講座詳細、参加申し込み
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScRJVehgNVyO-fisFaQwod53hvVs7DnfV9r0s4nZu4PkIy8jw/viewform