2018年05月15日号
次回6月1日更新予定

アートフラッシュニュース

プロジェクトFUKUSHIMA! presents  清山飯坂温泉芸術祭 —なんの因果か、ラジウム玉子—

最終更新日:2018年05月01日

清山飯坂温泉芸術祭(略称SIAF2018)は、震災後に福島ゆかりの音楽家、詩人、美術家などが中心となって立ち上がったプロジェクトFUKUSHIMA!が、震災から7年経った福島市で開催する小さな芸術祭です。

会場は、東北を代表する温泉郷、福島市飯坂温泉にある休業中の旅館です。原発事故からさかのぼることおよそ100年前、奇しくも日本で初めてラジウムの存在が発見された飯坂温泉は"ラジウム玉子"と呼ばれる温泉たまごが名物。その温泉街の外れにある旅館「清山」は、増築を繰り返した迷路のような建物と昭和レトロな風合いが特徴で、プロジェクトFUKUSHIMA!の代表を務める私の実家でもあります。8000平米になる旅館の敷地内には、露天風呂、裏山のウォータースライダー、戦争資料館、室内プール、地下バーなどがあり、さながらセルフビルドのレジャーランド。震災後はさまざまな文化イベントの会場としてジャンルを越えたアーティストたちや市民のみなさんが訪れる場でもありましたが、昨年より施設老朽化などの理由から休館しています。

これまで、「震災でネガティブになったFUKUSHIMAを文化の力でポジティブに転換していく」という少々大仰なテーマを掲げ、盆踊りや音楽フェスティバルの開催を活動の中心に据えてきたプロジェクトFUKUSHIMA!ですが、今回は実家という非常に個人的な場所を出発点にします。ブリコラージュ感あふれるサバイバル空間における、福島ゆかりのアーティストたちによる表現を通して、震災7年を経た今のFUKUSHIMAを生きる当事者たちの表現を模索する、私たちにとっても新しい試みです。

テーマとした「なんの因果か、ラジウム玉子」は、プロジェクトFUKUSHIMA!のオリジナルの音頭「ええじゃないか音頭」の歌詞の一節でもあります。知人の家を訪ねるような、ちょっと軽い気持ちで、このレトロで少し奇妙な旅館に足を運んでもらえれば。一度湯が落ちた風呂に、再び、少しだけ温泉を湛えて、お待ちしています。

プロジェクトFUKUSHIMA!代表 山岸清之進

(プレスリリースより)
会場
旅館清山
(福島県福島市飯坂町中野字山岸7)
会期
2018年5月5日(土)〜6月3日(日)の土日(計10日間)
入場料
大人1000円 中高大学生500円 (パスポート制/会期中再提示で入場可)
主催
特定非営利活動法人プロジェクトFUKUSHIMA
総合ディレクター
山岸清之進(プロジェクトFUKUSHIMA!代表)
展示参加アーティスト
赤間政昭、アサノコウタ、伊藤進哉、岩根愛、ウィット・ピムカンチャナポン、大友良英、オノヨーコ、キャッサバ(佐藤洋美)、栗林隆、黒須秀寿、小池晶子、ご☆せいざん、小林エリカ、佐賀建、しりあがり寿、高橋彩水、ディン・Q・レ、中崎透、中村葵、西永怜央菜、根本敬、はじまりの美術館、半澤慶樹、南相馬ひばりFM、平井有太、藤井光、鉾井喬、保坂毅、モバイルアースオーブン(安齋伸也)、森彰一郎、渡部和彦、プロジェクトFUKUSHIMA!
イベント出演アーティスト
大友良英、しりあがり寿、テニスコーツ、富山えり子、中村保夫、根本敬、デフロック、メガホノーズ(ブラウンノーズ1号+タカノシンジ)、ペンペンドンピー(長見順&ワダマコト&安藤謙二郎&岡地曙裕)、湯道(近藤ヒデノリ+中村ケンゴ+林曉甫+市川靖子+新野圭二郎+and more)ほか
コンサート
5月5日(土)開場17:00 開演18:00
SIAF2018 オープニングコンサート
大友良英 ソロ 「ギターとトークとちょっとだけ歌」
場所:旅館清山地下バー
料金:2000円(清山全館の観覧には別途1000円の入場料が必要です。展示は10:00〜17:00)

*そのほかのイベントについての情報は、特設サイトで随時公開予定です。
清山飯坂温泉芸術祭特設サイト
http://siaf2018.tumblr.com


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