アートフラッシュニュース

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ワタリウム美術館「庭園倶楽部」2018年度 参加者募集

最終更新日:2018年05月07日

「ランドスケープを創る人」に学ぶ
講師:進士五十八(ランドスケープ・アーキテクト/福井県立大学長)

庭園倶楽部だから“庭園”だけ、は避けたい。私はずっとそう思ってきました。庭園はもちろん「庭屋一如」の言葉のとおり、日常生活の中のニワ=身近な自然・美しい場所であり、家屋=安全安心のシェルター・生活拠点が共に一体となった人間居住の基本形です。しかしそのスケールを拡大していけば、家並、街並、水辺、山並に外延化して、地域社会の基本形である「都市・農村」になります。このとき私は、建築、道路、公園、広場、河川、農地をバラバラで捉えてはならない。あくまで“ランドスケープの眼”(=風景の眼)で理解すべきだと思っています。庭か家か?、エコノミーかエコロジーか?、現代は何でも二分して二者択一させようとします。しかし本当の暮らし、本当の豊かさを考えるには、多様性(ダイバーシティ)を 大前提とすべきだと思います。

もうひとつ大切なことは、立地、材料、後方、意匠、利用など環境計画のために各要素に分けて点検するだけでは不十分で、最初から“トータル・デザイン”として評価すべきだと言うことです。そうすると結局、「ランドスケープを創る人」に到達します。要は、人物です。多様多彩な人物の思い(=思想と造景)を、会員のみなさんと共に訪ね、またデザイナーに尋ねたいと思います。

ウェブサイトより)
会期
(1)7月3日(火)19:00〜21:00
隈研吾(建築家)+進士五十八
対談:「庭の時代」が始まった・新国立競技場の思想

(2)9月14日(金)19:00〜21:00
藤森照信(建築家/建築史家)+進士五十八
対談:自然と建築の対話

(3)10月5日(金)19:00〜21:00
石上純也(建築家)+進士五十八
対談:建築とランドスケープの連続

(4)11月17日(土)13:00〜
榊原八朗(造園家)+進士五十八
見学と対話:昭和記念公園の本格的日本庭園の紅葉の楽しみ

(5)12月14日(金)19:00〜21:00
進士五十八
講義:ランドスケープを創る人たち

※その他研修旅行あり。詳細はウェブサイトにて。
入場料
参加ご希望の方は、〈お名前、連絡先(住所/電話番号/E-mailアドレス又はFax番号)、ご職業〉をご記入の上、 E-mail: order@watarium.co.jp またはFax:03-3405-7714へお送り下さい。なお、同時に、会費を下記の口座にお振込下さい。
満員になり次第、〆切らせて頂きます。

■入会金/5,000円
(ワタリウム美術館サポート会員の方、庭園倶楽部ご継続の方は無料。ワタリウム美術館アートパス会員の方は4000円)

■会費   24,000円  対談3回・見学と対話1回・講演会1回
*研修旅行2回 旅行経費別途
 振込先  三井住友銀行 青山支店(普)普通口座 No.1621750 庭園倶楽部
ウェブサイト
http://www.watarium.co.jp/lec_teien/