アートフラッシュニュース
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日本科学未来館 常設展一部リニューアルオープン
最終更新日:2018年07月12日
日本科学未来館(略称:未来館 館長:毛利衛)は、常設展3階の2つのコーナー「メディアラボ」と「零壱庵」、5階「フロンティアラボ」に新しく展示をオープンするほか、地球ディスプレイ「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」と1階の大型ディスプレイのコンテンツ更新を行い、6月20日(水)より一般公開します。
新展示・新コンテンツ
メディアラボ第20期 「『生命』になりたい!ブルックスのジュースを探して」
今期のテーマは「生命とは何か?」。人工生命研究を軸としたアート作品群により、人類の究極的な問いに向き合います。
■会期:2018年6月20日(水)~10月31日(水)
■監修:池上高志(複雑系/人工生命研究者、東京大学大学院総合文化研究科教授)
■協力:人工生命国際学会「ALIFE2018」
■展示作品
作品名:「マリア、人工生命、膜、魚」 / 出展者:池上高志、植田工
[「Art Hack Day 2018」より]
作品名:「Astral Body」 / 出展者:plus one; 長沼大樹、原田誠史、福澤貴之、福谷和芳、堀修生、山本景子、油井俊哉
作品名:「Moment of Perception - 認知の瞬間」 / 出展者:anima; 村越淳、安藤潤人、松崎将大、小谷祐一郎、上嶋萌
作品名:「未確認音源生物」 出展者:未確認音源生物特別対策室; DJ Oni、鈴木和真、山本紘暉、鈴木照人
零壱庵(ゼロイチアン) ― アートと考える 「Life (Ku-wall)-no.6」
デジタル数字のカウントの表現方法を用い、「生」と「死」というテーマに30 年以上向き合ってきた現代美術家 宮島達男氏の作品「Life(Ku-wall)-no.6」を展示します。
■作家:宮島達男(現代美術家)
フロンティアラボ 「アルマで探るみえない宇宙」
「アルマ望遠鏡」は、南米、チリ共和国のアタカマ砂漠、標高約5000 メートルの高地に、日米欧が中心となり建設した電波望遠鏡です。巨大 なパラボラアンテナ66 台を用いて、宇宙に漂う物質が放出するミリ波、サブミリ波と呼ばれる微弱な電波を受信・解析することで、惑星、銀 河、生命の誕生の謎に迫ります。
■協力:国立天文台 [長谷川哲夫 (チリ観測所 上席教授)、鵜澤佳徳 (先端技術センター 教授)、平松正顕 (チリ観測所 助教)]、理化学研究所[坂井南美 (坂井 星・惑星形成研究室 主任研究員)]
「東京ヒートアイランド~東京圏内都市の熱環境シミュレーション」
ヒートアイランド現象が進む、都市における真夏の気温シミュレーション映像です。大気、海洋などの自然現象から人間活動、都市部の建物など、多種多様な要素をもとに、スーパーコンピュータで導き出されたデータは、私たちの健康被害の抑制、都市計画などにも活かされようとしています。 埼玉県熊谷市のシミュレーション映像も初公開されます。
■時間:3分(約10分ごとに上映します)
■協力:海洋研究開発機構 地球情報基盤センター [大西領 (主任研究員)、松田景吾 (研究員)、荒木文明 (主任技術研究員) 、川原慎太郎 (技術研究員)、杉山徹 (技術研究員) ]
「『いぶき』がとらえた二酸化炭素の変化」、「化学天気予報:光化学スモッグの原因物質」
二酸化炭素濃度の観測データと大気汚染物質のシミュレーションデータ(化学天気予報)を可視化し、地球ディスプレイ「Geo-Cosmos」で上映します。
■時間:11:15~、13:15~、16:15~ (各回約2分)
■協力:国立環境研究所 [松永恒雄 (地球環境研究センター 衛星観測センター 観測センター長 / 衛星観測研究室 室長)]、海洋研究開発機構 [滝川雅之 (ビッグデータ活用予測プロジェクトチーム 主任技術研究員)、宮崎和幸 (地球環境観測研究開発センター 主任研究員) 、関谷高志 (ビッグデータ活用予測プロジェクトチーム ポストドクトラル研究員) ]
- 会場
- 日本科学未来館
(東京都江東区青海2-3-6) - ウェブサイト
- http://www.miraikan.jst.go.jp/