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DOOR to ASIA 2018 ~アジアと東北をつなぐ「デザイナーズ・イン・レジデンス」第4弾~ 関連イベントプログラム

最終更新日:2018年07月20日

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、7月24日から8月4日の間、アジアで活躍する若手デザイナー8人を岩手県陸前高田市・大船渡市、宮城県気仙沼市に招へいし、滞在型プログラム「DOOR to ASIA」を実施します。

本事業は、デザイナーに被災地の特定の事業・商品を深く理解する機会を提供し、「これをあなたの国で広めるには?」というお題に対し、デザイナーが答えとなるコミュニケーション・デザインを制作・提案するプログラムです。2015年に開始し、これまでに12の事業者、アジア10カ国・地域から24名のデザイナーが参加しました。

東北の事業者にとって自らの事業・商品の強みを新たな視点から捉え直すとともに、海外展開に真剣に向き合う機会となっています。実際にこのプログラムをきっかけとして、気仙沼の株式会社石渡商店(2015年受け入れ事業者)がインドネシアのデザイナーとの協働を経て、2017年に同国への商品輸出を実現しました。

また、参加デザイナーにとっては、東北の文化を知るだけでなく、アジア各地の共通課題である“地方創生”や“自然災害”におけるデザインの役割を実践的に学ぶ機会となっています。まずは、東北の事業者のもとに3日間滞在してもらい、対話や視察・研修を通じて、事業や地域、そして事業者本人への理解を深めます。その後3日間かけて、その事業者の事業・商品とデザイナーの自国・地域をつなぐためのコミュニケーション・デザインを制作し、現地での滞在最終日に提案のプレゼンテーションを行います。

プログラム期間中には、現地の子どもたちを対象としたデザインワークショップや、東京での報告会も実施します。詳しくは、下記「関連イベントプログラム」をご参照ください。

ウェブサイトより)

関連イベントプログラム

1)子どもデザインワークショップ

被災地の子どもたちと来日したアジアのデザイナーたちが、チームを組んで1日限りの小さなデザイン事務所をつくり、オリジナルデザインを生み出すワークショップ。現地の子どもたちに、夏休み中に海外とデザインに触れる機会を提供します。

日時 7月29日(日曜日)13時~16時
場所 箱根山テラス(岩手県陸前高田市小友町字茗荷1-232)
対象 小学3年生〜中学生(定員25名)
※小学生2年生以下は保護者同伴であれば参加可
協力 pensea Next Switch

2)デザイン提案プレゼンテーション

3日間を共に過ごした事業者に向け、デザイナーたちがそれぞれ事業者の商品・事業を自国・地域で広めるためのコミュニケーション・デザインを提案します。

日時 8月2日(木曜日)14時~17時
場所 箱根山テラス(岩手県陸前高田市小友町字茗荷1-232)

3) 東京報告会(仮称)

東京のプログラム関係者、デザインや地方創生に興味を持つ方に向けた報告会です。デザイナーたちの提案内容に加え、彼ら・彼女らが東北で何を見、感じたのかを話します。

日時 8月3日(金曜日)18時30分~21時30分
場所 国際交流基金本部 2階 ホール[さくら](東京都新宿区四谷4-4-1)
モデレーター 佐々木俊尚(ジャーナリスト)ほか
参加費 1,000円(懇親会費込)
参加申し込みURL https://door2018.peatix.com/

ウェブサイト
https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/exhibit/exchange/2018/07-01.html