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1940's フジタ・トリビュート
最終更新日:2018年07月23日
2018年は藤田嗣治没後50年にあたり、その大規模な回顧展が本学に隣接する東京都美術館で開催されます(7月31日‐10月8日)。藤田は本学の前身・東京美術学校の卒業生であり、また1930年代半ばから40年代末の日本在住期に作品を発表したのはおもに東京都美術館でした。この機に、藤田に関心を寄せたり、かかわりのあった幅広い世代の作家による「トリビュート・アルバム」のような展覧会を行います。本学の卒業生かつ教員でもあった野見山暁治氏のエッセイ集『四百字のデッサン』(1978)は、戦時下、美校を繰り上げ卒業になる直前に東京府美術館(当時の正式名称)で藤田の《アッツ島玉砕》を見た記憶から書き起こされています。1943年9月のことでした。そこから75年を経て初めて、都美術館に作品として「帰って」くる《アッツ島玉砕》、そして1949年に離日してから初めて上野に「帰って」くる藤田を迎えるべく、本学にゆかりのある作家を核に、1940年代の藤田を考える機会とします。小沢剛研究室との協働により、学生たちも制作や運営に関わり、近年、本学に寄贈された藤田資料の一部も展示に組み込む予定です。会期中には関連イベントも開催します。
おもな出品作家(予定)
小沢剛研究室、O JUN、米田知子、秋本貴透、平川恒太、村田真、笹川治子、中山岩太〔藤田ポートレイト写真〕、野見山暁治(特別協力) ほか
- 会場
- 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階・2階
- 会期
- 2018年7月28日(土)〜8月15日(水)
- 入場料
- 無料
- 休館日
- 月曜日
- 開館時間
- 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03-5777-8600
- 主催
- フジタ・トリビュート・プロジェクト、東京藝術大学
- 助成
- 公益財団法人テルモ生命科学芸術財団、公益財団法人野村財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
- 協賛
- 株式会社 資生堂
- ウェブサイト
- https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2018/foujita18/foujita_1940s_ja.htm