アートフラッシュニュース
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EXHIBITION STRADIVARIUS 'f'enomenon ストラディヴァリウス300年目のキセキ展
最終更新日:2018年10月11日
至高の響きを生むための完璧な造形を持つと称されるストラディヴァリウス。実物はもちろん、その誕生の系譜から、製作環境、所有者の履歴、その秘密を解き明かすための科学的実験に至るまでを展示する、壮大なエキシビジョンです。会場内にライブステージも設置し、有識者によるトークセッションや、生演奏などのライブプログラムも展開。至高の楽器のその所以を、深く知り、生で体感する、またとない機会をお届けします。
EXHIBITION PROGRAM
ストラディヴァリウスの響きが人間に与える美しくも不思議な現象を “f”enomenon と称し、4つの視点から分解してその魅力を紐解きます。
i foundation 誕生について
ストラディヴァリウス。その不思議なヴァイオリンはかくして生まれたのか。その作者とは。師匠とは。当時の社会背景とは。起源から、フォロワーの誕生に至るまで、その系譜をまずご覧に入れます。イタリアはクレモナにある、ミュゼオ・デル・ヴィオリーノ全面協力のもと、各時代のキーとなるヴァイオリンも実際に展示。300 年経った今も鳴り響く、生きた楽器の、生きた歴史をご高覧ください。
ii form 形づくられるまで
ストラディヴァリウスは完璧な造形であるとうたわれています。アントニオ・ストラディヴァリは実際にどんな道具を使っていたのか。どんな製作環境でその腕と、感性を磨き、数多くのヴァイオリンを世に送りだしていったのか。ヴァイオリンクラフトの聖地・クレモナの工房の様子を、東京に再現。製作過程のライブデモンストレーションも行います。
iii formula 音の秘密について
至高のヴァイオリンと呼ばれるにふさわしいサウンドデザインを300年前に成し遂げていたストラディヴァリ。そこには一体どんな秘密があったのか。木やニスといった素材なのか、卓越したクラフトマンシップのせいなのか、はたまた人間の感動の仕組みにキーがあるのか。クラシック有識者やテクノロジスト達とセッションすることで、私たちの感動の要因が何なのかを紐解きます。
iv future 未来について
人の手から手へと渡り、新たな所有者と出会うことで、今日まで“生きた楽器” になりえたストラディヴァリウス。旧くはローマ法皇から、そして現代のあの演奏家に至るまで。一挺一挺につけられた名前には、出会いのストーリーが潜んでいます。歴史上リマーカブルな20挺を、ぜひ生でご高覧ください。これまでの300年から、これからの300年へ。未来のヴァイオリンへの示唆が、そこに浮かびあがってきます。
展示概要
- 会場
- 森アーツセンターギャラリー
(東京都港区六本木6-10-1 森タワー52F) - 会期
- 開館日時は以下の通りとなります。不規則となりますのでご確認の上ご来場ください。
10月 9日 (火)15:00~22:00
10月10日(水)10:00~17:30
10月11日(木)12:00~22:00
10月12日(金)10:00~17:30
10月13日(土)10:00~22:00
10月14日(日)10:00~22:00
10月15日(月)10:00~17:30
※最終入館は各閉館時間の30分前まで - 入場料
- 一般 2,300円
中・高・大学生 1,500円
小学生 800円
小学生未満は無料
※当日券のみの取り扱いとなります。前売り券はございませんので、予めご了承ください。
※障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名まで)は、当日料金の半額となります。
ご入館の際に、チケットカウンターにて障がい者手帳をご提示ください。 - ウェブサイト
- https://tsf2018.com/programs/exhibition/