アートフラッシュニュース

古来、幾度の戦を経て、変革や安定を繰りかえしながら日本の歴史は紡がれてきました。これらの戦の様子は、様々な目的で中世より描かれ記録されています。本展覧会では中世合戦絵巻から戦国合戦図までを展観し、合戦図の多様性を示しながら、合戦図の果たした役割や意義を再考します。
合戦図は単なる記録画ではなく、武家の教育や自家の顕彰などの目的で描かれました。一方で、源平の合戦などは、物語化されて民衆まで広く享受されていきます。合戦図の形態も絵巻だけではなく、屏風や掛軸、画帖や冊子など様々な形で親しまれました。このような合戦図の展開の中で、戦国という大乱の時代を描いた戦国合戦図が、どのように成立し、描かれたのかにスポットを当て、中世から脈々と描き継がれた合戦図の系譜を明らかにします。

関連プログラム・イベント

記念講座「合戦を科学する」

日時：8月18日（日）13:30-15:00
事前申込制　600円（入館料別途要）　定員150名
東京大学史料編纂所教授　本郷和人氏
申込締切：7月21日（日）
申込方法はこちらをご覧ください。
https://www.tokugawa-art-museum.jp/program/events/post-981/

デジタル想定復元《大坂冬の陣図屛風》 公開記念シンポジウム
「大坂冬の陣図屛風、これまでとこれから」

日時：7月28日（日）13:00-16:30
パネリスト：
北川央（大阪城天守閣 館長）
千田嘉博（城郭考古学者）
平諭一郎（東京藝術大学 特任准教授）
薄田大輔（徳川美術館 学芸員）
木下悠（凸版印刷株式会社 文化事業推進本部）
参加費：600円（入館料別途要）
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.tokugawa-art-museum.jp/program/events/post-979/

シンポジウム「中世から戦国の合戦図をめぐって」

日時：8月24日（土）13:30-16:00
パネリスト：
中根千絵（愛知県立大学 教授）
出口久徳（立教大学 兼任講師）
井上泰至（防衛大学校 教授）
原史彦（徳川美術館 学芸部部長代理）
薄田大輔（徳川美術館 学芸員）
参加費：無料（入館料別途要）
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.tokugawa-art-museum.jp/program/events/post-980/

ギャラリー･トーク

日時：8月8日（木）、9月4日（水）各13:00-
＊入館者参加自由（入館料別途要）

土曜講座「戦国合戦図の製作背景」

日時：8月31日（土）13：30-15:00（13時開場）
＊受講料600円（入館料別途要）
徳川美術館学芸員　薄田大輔

夏休み子ども歴史教室「合戦図を楽しむ」

期間：8月1日（木）〜8月31日（土）
■ギャラリー・クイズ
■小中生の歴史教室「合戦図を楽しむ」
時間：11:00-11:30、13:00-13:30、14:30-15:00
■歴史文化体験「遊んで作ろう貝あわせ」
時間：11:45-12:15、13:45-14:15、15:15-15:45
＊対象：小・中学生（予約不要・定員制限なし）
＊参加費：無料（入館料は別に必要です。土曜日は小中高校生は入館料無料。）
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.tokugawa-art-museum.jp/news/20190613094000/

夏休みの自由研究

日時：2019年8月11日（日）、12日（月･振）各10:00-16:00
会場：徳川美術館 講堂
対象：小学5年生から中学3年生
定員：各日20名（先着）
＊参加費：無料（入館料は別途必要です。土曜日は小中高校生は入館料無料）
申込方法はこちらをご覧ください。
https://www.tokugawa-art-museum.jp/news/20190613100324/

展覧会概要