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力石咲 滞在制作・展示「ファイバー! サバイバー! ここにある術」

最終更新日:2023年11月10日

力石咲はこれまで、ものや人、まちとの「つながり」に関心を注ぎ、編むことをコミュニケーションのメディアとした作品を多く手がけてきました。しかし、近年の不確実な世界情勢を目の当たりにして、自己を多くの他者へと開くことから、ふたたび自分自身と関わることへと立ち戻り、異なるつながり方を見出そうとします。


「この世界に糸と自分だけになったら、どうやって生き延びるか」。これは、力石が新たに掲げるテーマです。力石にとって、繊維はもはや単なる作品の材料ではなく、なじみ深く、自らの生存をも確実に支えるものといえます。糸はどんなときも力石の手にあり、たしかにここにある術(すべ)なのです。

本プログラムでは、このテーマのもと、力石が時には来場者と交わりながら、「残糸」を用いて作品を制作し、その展示を行います。
「この世界に糸と自分だけになる」ことを、まず一緒に想像することから始め、繊維がつむぐ自分や他者、世界とのつながりを見つけてみませんか。

ウェブサイトより)

力石咲

1982年埼玉県生まれ。2004年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。編み解く行為によって変容し循環し続ける繊維素材に関心を寄せ、人やもの、世界の始まりやその変移などと結びつけながら制作を行う。近年の主な展示に、「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.13 力石咲」(岐阜県美術館、岐阜、2023年)、「開館25周年記念 全館コレクション展『これらの時間についての夢』」(宇都宮美術館、栃木、2022年)などがある。また、「吉祥寺ダンスLAB. vol.4『エコトーン ECHO-TONE』」(吉祥寺シアター、東京、2022年)などの舞台も手がける。

関連イベント

ファイバー! ワークショップ!

日時|11月11日(土)13:00〜14:30、16:30〜18:00
会場|東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
参加費|無料
定員|各回5名 *事前申込制(先着順)
*詳細はこちらをご覧ください。

アーティスト・トーク

日時|12月16日(土)14:00〜15:00
会場|東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
参加費|無料
定員|20名程度 *事前申込不要
*詳細はこちらをご覧ください。

ほどくパフォーマンス

日時|12月24日(日) 閉館時間(19:00)までの間に随時
会場|東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
参加費|無料 *事前申込不要
*詳細はこちらをご覧ください。

展覧会概要

会場
東京都渋谷公園通りギャラリー交流スペース
(東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館1F)
会期
2023年11月11日(土)〜12月24日(日)
【滞在制作】2023年11月11日(土)〜12月14日(木)
【展示】2023年12月16日(土)〜12月24日(日)
*滞在制作期間中も、会場をご覧いただけます。ただし、作家がいない日や時間があります。
入場料
無料
休館日
月曜日、12/15(金)
開館時間
11:00〜19:00
主催
(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー
作家
力石咲
ウェブサイト
https://inclusion-art.jp/archive/interactive/2023/20231111-223.html