2017年12月15日号
次回1月15日更新予定

オススメ展覧会

ディアスポラ・ナウ! 故郷(ワタン)をめぐる現代美術

2017年12月15日号

古代ギリシャ語に由来する「ディアスポラ」という言葉は、種など「まき散らされたもの」を意味し、離れた地で芽吹きをもたらすことも含意していたが、大戦後、ユダヤ人の「民族離散」の歴史を表現するようになった。その大戦では、ナチスの迫害から逃れて、リトアニアを経由し、カウナス領事館で岐阜県出身の杉原千畝からビザを受けたおよそ6000の命があったことも心にとどめておかねばならない。
現在に目を移せば、中東情勢は泥沼化する地域を生み出し、世界各地で巨大な天災がおこっている。紛争や災害によって避難民は、彼らは故郷を追われ、離散し、それぞれの地に移り住みながらも、同じ地への帰属意識を持ち続けている。ディアスポラの問題は、国家の枠組みを超えて、故郷(ワタン)を問い直すことへとつながる。彼らは、生まれた土地で、自らの存在を認めてもらうことすらかなわない。すでに看過できない現状で、アートは、世界の視線を彼らに引き寄せることができるのだろうか。さらに、そうしたアーティストの中には、故郷に戻れず、新たな地で、自らの表現をつづけている人たちもいる。彼らにとって作品は、自ら置かれた立場の表明であり、それはまた現代を映す鏡になっている。
本展は、郷土の偉人が人道的な行いにより評価を高める中で、現代に翻り、世界をとらえ直そうとする試みである。
[美術館サイトより]

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岐阜県美術館

地域 中部
会場岐阜県美術館 
岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
会期2017年11月10日(金)~2018年1月8日(月・祝)
入場料一般=900(800)円
大学生=700(600)円
*( )内は20人以上の団体料金
*高校生以下は無料
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその付き添いの方(1名まで)は観覧無料
休館日11/13、11/20、11/27、12/4、12/11、12/18、年末年始(12/25-1/2)
開館時間10:00~18:00(ただし、11/17、12/15は20時まで開館)
*入館は閉館の30分前まで
問い合わせ先tel. 058-271-1313
主催岐阜県美術館
公式サイトhttp://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/

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