上海博物館Shanghai Museum
1952年に南京西路の競馬総会跡地に開館し、1959年に華南南路の中匯ビルに移転。現在の新館は1996年に完成し、一般開放されました。総面積39200平米の新館は「天は円く地は方形」という中国の世界観を反映しています。全体は4つのフロアに分かれ、11の展示室と3つの展示ホールを擁します。
収蔵品の数は全部で約12万点。とりわけ青銅器のコレクションが豊富で、時代は紀元前18世紀から紀元前7世紀までを網羅し、国宝級の品を多数含みます。この他、各時代の陶磁器、書道作品、絵画関連も充実。印章、少数民族の工芸、古銭、明清家具、玉器も独立した展示室を設けています。ウェブサイト上には3Dヴァーチュアル展示があり、対応するプラグイン等をインストールすれば閲覧することができます。
- 作者不詳《秦公簋》(春秋早期)
- 作者不詳《竜紋壺》(西周、紀元前11世紀-紀元前8世紀)
- 作者不詳《戉箙卣》(商代後期、紀元前14世紀-紀元前11世紀)
- 作者不詳《子仲姜盤》(春秋早期、紀元前8世紀)
- 作者不詳《景徳鎮窯藍釉描金銀桃果紋盖瓶》(清の乾隆年間)
- 作者不詳《哥窯五足洗》(南宋、1127-1279)
- 作者不詳《鈞窯天藍釉八角竜把杯》(宋代、960-127)
- 作者不詳《青玉三螭紋璧》(南宋、1127-1279)
- 作者不詳《ミャオ族繍花銀飾女性用盛装》
季刊誌『上海文博論叢』(PDFをダウンロード可能)
季刊誌『文物保護と考古科学』(PDFをダウンロード可能)
- 地域
- アジア、中国
- 所在地
- No 201, Ren Min Da Dao, Huangpu District, Shanghai
- Tel
- +86 21-6372-3500*132
- Fax
- URL
-
http://www.shanghaimuseum.net/cn/index.jsp
多田麻美。フリーライター。北京在住。
会期 | 展覧会名・内容 |
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2022.03.10- 2022.09.04 |
「繁栄の宝:上海博物館への贈り物」展 今年創立70周年を迎える上海博物館は、昨年から贈り物をテーマにした展覧会「永遠の繁栄」、「寛大さからの収穫」と開催してきました。3つめとなる本展は「繁栄の宝」です。 |
2022.03.20