2018年12月15日号
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キュレーターズノート

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アーティスト・イン・レジデンス「この現実のむこうに―Here and Beyond」展

[2017年11月15日号(工藤健志)]

 今年は「ヴェネチア・ビエンナーレ」、「ドクメンタ」、「ミュンスター彫刻プロジェクト」と海外の大型芸術祭が重なり、さらに国内でも国際型から地域密着型まで数多くの芸術祭が開かれた、さながら「芸術祭の当たり年」であった。その多くをはしごした人も...

越後正志「抜け穴」展

[2017年11月15日号(鷲田めるろ)]

 富山県砺波平野に「ギャラリー無量」という小さなギャラリーがある。アーティスト、小西信英が、自宅である古民家を改修して作品の展示空間とし、カフェも併設している場所だ[図1]。8月にここで、越後正志の個展「抜け穴」を企画した。越後はイギリスや...

秋の福岡─九州:UMINAKA TAIYOSO AIR 2017 滞在制作展覧会/MESSAGE2017 南九州の現代作家たち/Local Prospects 3 原初の感覚

[2017年11月15日号(正路佐知子)]

 今秋、福岡を含む九州の美術周辺がいつもより熱いように思われる。「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」の部分巡回展(福岡アジア美術館)にあわせた数々の連携企画、加えて現代の作家たちを取り上げる展覧会が、芸術の秋に...

ソフィ・カル「Beau doublé, Monsieur le marquis!」展、パリ狩猟自然博物館

[2017年11月01日号(能勢陽子)]

 豊田市美術館では、2015年にソフィ・カルの個展「最後のとき/最初のとき」(原美術館との共同開催)を開催している。また、館のコレクションの人気投票をした際に、大方の予想だったグスタフ・クリムトやエゴン・シーレの絵画ではなく、カルの《盲目の...

イメージを(ひっ)くりかえす──記録集『はな子のいる風景』

[2017年11月01日号(松本篤)]

はな子死亡15:04。01:27倒れる──。 2016年5月26日、1頭の象が69年の生涯を閉じた。 その日の飼育日誌は、時系列がひっくり返っていた。 “生まれてから死ぬまで”を逆再生させる、弔いの1冊を編もうと思った。 人と象の間を隔てる...

進化するラボ駆動型文化施設、課題解決から実験へ ──メディアセンター WaterShed

[2017年11月01日号(菅沼聖/竹下暁子)]

 本連載では国内外の文化施設の活動紹介を通じて、社会の中でのミュージアムの可能性を扱ってきた。狭義のミュージアムだけではなく、実験的な活動を展開する文化施設では、どのような取り組みが行なわれているのだろうか。今回はイギリス南西部ブリストルに...

死角だらけの視覚──オ・インファン《死角地帯探し》と視覚障害

[2017年11月01日号(田中みゆき)]

 人間は日常的に触れる情報のうち、8割方を視覚から得ていると言われる。そう聞くと、視覚がないことは、それらの情報の8割を健常者と同じようには得ていないことになる。それは大層不便なことにも思えるが、考え方を変えれば、一般的な人間を形成する情報...

名古屋の港まちをフィールドにしたアートプログラム「MAT, Nagoya」

[2017年10月15日号(吉田有里)]

 「アートそのものは、まちを変えるためには存在していません」。まちづくりの活動と連動したアートプログラムとして挑発的かつスリリングな言葉をスローガンに掲げて走り出したMinatomachi Art Table, Nagoya [MAT, N...

西野達の“九州侵攻”

[2017年10月15日号(坂本顕子)]

 「ホテル裸島 リゾート・オブ・メモリー」は、つなぎ美術館が中心となって運営する住民参加型のアートプロジェクトである。津奈木町は、野外彫刻の設置をはじめ、30年以上アートを生かした町づくりを続けてきたが、その拠点となる同館においても、廃校と...

飛生芸術祭2017

[2017年10月01日号(岩﨑直人)]

 札幌では、2回目となる「札幌国際芸術祭」が10月1日、盛況のうちに幕を閉じた。ゲストディレクターとして迎えられた大友良英氏がその辣腕ぶりを発揮し、他にあまり類例を見ないような異種混合的な総合芸術の祭となった。 じつは、このとき、9月11日...

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