2017年11月15日号
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artscapeレビュー

庭の見世物小屋 東義孝

2011年11月01日号

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会期:2011/09/28~2011/10/10

京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ[京都府]

昨年急逝した若手画家、東義孝。本展は、デビューした2005年以降の作品で彼の画業をたどる回顧展だ。東の作品は、人物や動物などのシルエットのなかにさまざまなモチーフを詰め込んだものが多く、甘美さと残酷さの同居に大きな特徴がある。画業はわずか5年ほどだが、その間にも試行錯誤が盛んに行なわれていたことが、100点余の出品作を通して伝わった。これは、彼が早くからコマーシャルギャラリーに身を置き、厳しい競争環境で切磋琢磨していたことと無縁ではないだろう。これまで作品を見る機会に恵まれなかった関西在住の美術ファンとしては、本展はせめてもの機会であった。それにしても早過ぎる死だ。残念というほかない。

2011/10/04(火)(小吹隆文)

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