2017年12月15日号
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artscapeレビュー

川西英コレクション収蔵記念展「夢二とともに」

2011年12月01日号

会期:2011/011/11~2011/12/25

京都国立近代美術館[京都府]

京都国立近代美術館は、2006年から、版画家・川西英(1894-1965)が集めた1千点余の作品と資料の収集をはじめ、今年の10月にその収蔵を完了したと言う。本展は「川西英コレクション」の収蔵完了を記念するもの。同コレクションには、当時、西川と交流のあった創作版画家たちの代表作をはじめ、富本憲吉やバーナード・リーチといった工芸家たちが手がけた版画も含まれている。とくに大正時代に一世を風靡した画家・版画家の竹久夢二(1884-1934)の作品と資料が充実しており、コレクションの三分の一を占めている。これが「夢二とともに」というサブタイトルがついたわけ。展覧会場に入ると、本の表紙絵や便箋、版画作品がずらり。インスタレーションが主流の現代アートの展示と比べれば迫力はないものの、大正時代ならではのレトロ感と、デザインの愛らしさがあってほっとする。この秋、ぶらりと立ち寄ってみるのもいいかもしれないと思った。[金相美]

2011/11/12(土)(SYNK)

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