2017年06月15日号
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artscapeレビュー

大島成己 展「緑の触覚─haptic green」

2011年12月01日号

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会期:2011/11/05~2011/12/03

ギャラリーノマル[大阪府]

DMを見た第一印象は、雑木林を撮ったありふれた写真。しかし、大島がそんなストレートフォトを撮るわけがない。会場で実物に接して驚いた。ひとつの風景のなかに複数のパースペクティブが混在する、不思議な質感を持った情景が撮られているのだ。作家本人にうかがったところ、本作は一定の距離からアップで撮った画像をコンピューターで何百枚も繋ぎ合わせたもので、一種触覚的な視覚体験を誘発させる仕組みを持っているのだという。これまでも視覚を巡るさまざまな考察を行なってきた大島らしい、曲者の作品を楽しんだ。

2011/11/12(土)(小吹隆文)

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