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artscapeレビュー

村上三郎─70年代を中心に─

2011年12月01日号

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会期:2011/11/12~2011/12/17

ART COURT Gallery[大阪府]

村上三郎といえば、「紙破り」など具体美術協会時代の仕事に注目が集まりがちだが、本展では1970年代の活動をフォローしている。彼の1970年代の作品はコンセプチュアルで、写真や資料、パーツ以外はほとんど残っていない。それらを丹念に拾い上げ、一望できるようにまとめ上げたのだから意義深い企画展と言えよう。また、アトリエに残されていた1950~60年代の抽象表現主義絵画も、修復を施して出品されており、その意義も強調しておきたい。このような仕事は、本来美術館が行なうべきものだ。それが思うに任せない現状を憂うばかりである。いっそのこと、本展自体を美術館に売り込んでみてはいかがだろうか。

2011/11/16(水)(小吹隆文)

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