2017年10月15日号
次回11月1日更新予定

artscapeレビュー

Sheltering Sky ヤマガミユキヒロ展

2012年01月15日号

twitterでつぶやく

会期:2011/11/29~2011/12/11

ギャラリー・パルク[京都府]

ヤマガミユキヒロの作品は、一種の“動く絵”(時間軸を持つ平面表現)である。それらは、街の情景を描いた絵画の上に同じ構図で1日の映像を投影することで成立している。これまでの作品では絵画は大雑把に描かれており、ディテールは映像が担っていた。しかし新作ではその比率が逆転している。精緻な鉛筆画で風景を描き、映像は極力淡く投影されているのだ。その結果、街を行き交う人々や自動車などは陽炎のようになり、現実と非現実の境界のような世界を現出させることに成功している。新旧両方の作品を知っている身としては、新作の方が明らかに説得力があると感じた。

2011/11/29(火)(小吹隆文)

▲ページの先頭へ

2012年01月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ