artscapeレビュー

絵師100人展 京都篇

2012年05月01日号

会期:2012/03/17~2012/06/24

京都国際マンガミュージアム[京都府]

「現代絵師100人」と聞いて、期待していただけに少々がっかり。マンガやアニメ、ゲームのキャラクタデザインの領域で活躍するアーティスト105人が「日本」をテーマに描き下ろした作品を紹介する展覧会だという。しかし、小さい顔に大きな目、制服や着物を身にまとった手足の細長い少女たち、いわゆる「萌えの対象たち」が現代の日本文化やキャラクタデザインだと言っているようでさびしく、しかもキャプションを隠せばどの絵もほぼ同じで作家の個性さえ見当たらず、面白くもない。貧弱という言葉だけが頭をよぎった。[金相美]

2012/04/07(土)(SYNK)

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