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コープ・ヒンメルブラウ《BMW Welt》ほか

2012年06月15日号

[ドイツ ミュンヘン]

ドイツのインゴルシュタットにて、アウディのモビリティと未来都市に関するコンペの中間発表に出席した。石上純也のチームに関わっていたからである。ほかの参加者もサンパウロ、イスタンブール、ムンバイ、中国、アメリカと、今回は非ヨーロッパ圏の建築家が選ばれていた。それぞれの個性は出ていたが、おおむねOMA的な社会視線のため、石上純也だけが圧倒的に違う切り口になっている。これが終了し、飛行機に乗るまでの時間を使い、20年ぶりのミュンヘンで、コープ・ヒンメルブラウの《BMWwelt》とヘルツォーク&ド・ムーロンの《アリアンツ・アリーナ》を見学した。ロサンゼルスの学校は微妙だったが、BMWはダイナミックな力作である。空間もねじれて裏返り、まわり風景の切り取りも良い。アリアンツ・アリーナも、独特のシルエットからランドマークになっている。

写真:上=コープ・ヒンメルブラウ《BMW Welt》、ヘルツォーク&ド・ムーロンの《アリアンツ・アリーナ》

2012/05/16(水)(五十嵐太郎)

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