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第5回東山魁夷記念 日経日本画大賞展

2012年07月01日号

会期:2012/05/19~2012/06/03

上野の森美術館[東京都]

日経新聞社が主催する日本画のコンクール展。入選した30名による作品が展示された。大賞に選出された鴻池朋子や特別賞の三瀬夏之介はともかく、淺井裕介の泥絵まで「日本画」とされると、どうにもこうにも違和感を拭えない。「日本画」の妥当性についてはかねてから議論されてきたが、今日の「日本画」は画題や画材の束縛から完全に解放されたということなのだろうか。そうであれば、油彩であろうとアクリル画であろうと「日本画」になりそうなものだが、そうなっていないということは、やはりどこかで「日本画」の領土を護るための選別が依然としてなされているということなのだろう。その、きわめて人為的な線引きが、いつ、どこで、誰によってなされてきたのか。「日本画」の制度論的研究の今日的な課題はこの点にあるように思う。

2012/05/30(水)(福住廉)

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