伊丹潤 展 手の痕跡:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

2018年08月01日号
次回9月3日更新予定

artscapeレビュー

伊丹潤 展 手の痕跡

2012年07月15日号

会期:2012/04/17~2012/06/23

TOTOギャラリー・間[東京都]

ギャラリー・間の伊丹潤展を訪れた。独特なデザインだが、かといって完全に孤高ではなく、やはり時代性も感じられるのが興味深い。済州島の作品群を見たくなったが、最近の韓国では国内観光をテコ入れし、飛行機はいつも満員だという。「手の痕跡」という展覧会のタイトルどおり、ドローイングやスケッチが力強い。素材を活かした存在感のある建築だ。が、一部をのぞき、展示された模型は「手」との関連性が見出しにくい。情報として建築を伝えるにしても、図面以上のものがあまり伝達されている感じがしない。これは白井晟一展でも感じたことだが、模型だと相性がよくない建築があるのだろう。

2012/06/22(金)(五十嵐太郎)

2012年07月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ