artscapeレビュー

建築学概論

2012年10月15日号

帰りの機内、韓国で大ヒットした映画『建築学概論』を見ることができた。建築学生の初恋から10年。彼がつとめる事務所にその女性が再び訪れ、家の設計を依頼し、物語が始まる。現在と過去が交互に進行し、それぞれのエンディングを迎える平行した時間の構造は韓国で話題になった『サニー 永遠の仲間たち』と似ている。それにしても韓国は建築家を主人公とする映画やドラマが多い。自由に恋愛できるロマンティックな職業と思われているのだろうか。

2012/09/06(木)(五十嵐太郎)

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