2018年10月15日号
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artscapeレビュー

3.11──東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか(香港展)

2012年11月15日号

会期:2012/10/19~2012/11/07

香港中文大学[香港]

筆者が監修した「東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか」展が、香港中文大学の完成したばかりの建築棟で開催された。いろいろな場所で設置できるように制作した展示システムだが、きれいにおさまっている。製図室や学生の雰囲気は、日本とさほど違わない。オープニングでは、テープカットの後、筆者が震災の影響、展覧会概要、研究室の活動について、建築家の朱競翔が四川地震後の学校建設について、そして迫慶一郎が四川地震と東日本大震災の後のそれぞれのプロジェクトについてレクチャーを行なう。
数えてみると、香港は5回目である。最初は学生のときで中国に返還前だった。今回は3日弱しかなく、ワンチャイで香港日本人商工会議所と会食・意見交換をした以外は、ホテル/大学=展示会場から近い沙田で駅に隣接するショッピングセンターとスヌーピーズ・ワールドを見たくらい。何人かの建築家やアーティスト、現地の人と話しをしてわかったのは、やはり中国本土と香港では、だいぶ意識が違うこと。普段からの日本に対する態度もだ。愛国教育批判やアイ・ウェイウェイの解放運動さえ行なわれている。

写真:上から、「3.11展」香港会場、「3.11展」展示風景、スヌーピーズ・ワールド

2012/10/19(金)(五十嵐太郎)

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